2007年06月05日

■年末用の五つ椀の木地が着きました。

今日、ひさしぶりに新しいお椀木地が届きました。晴れ
年末用の「五つ椀」。ここしばらくずーっと漆の塗り肌を見ていたので、白木の肌がさわやかに映ります。

6/5 五つ椀木地
木地も久しぶりのミズメザクラ。

お椀に慣れている方ならご存じでしょうが、この組椀はとっても便利ですてきな使い方がいろいろできます。^^
どんなふうに仕上げようかなあ…。

6/5 枝漆1
さっそくいくつか木地固めをしました。
和紙を用意して、使う漆をていねいに濾します。

使った漆は山の枝漆です。つい最近まで採られるのが途絶えていた「過去の漆」だった枝漆…。
松本の依頼に応えて、漆かきの大森俊三さんが苦労して採って下さった漆なので、使うのも感慨ひとしおです。あせあせ(飛び散る汗)

6/5 枝漆2
盛り漆に比べて、マイルドな感じの山枝の生うるし。
おだやかな表情をしています。

6/5木地固め
固めの終わった木地。
このまま「室」に入れて、約1ヵ月間安置されます。


今日はとりいそぎ3組だけ木地固めしました。
これはエコショップすが用にする予定。
東京から戻ったら残りその他の木地も、一気に木地固めするつもりです。ムード
今から年末の用意ですか…。あっという間にその日が来そうで、ちょっと怖いです。^^:


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posted by 宮崎佐和子 at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
この記事へのコメント
入れ子って言葉があります。この椀もそうなんですね。年末用ってのは、何でしょう?
それにしても使えるお椀になるのに長い道のりなんですね。
Posted by ききょう at 2007年06月06日 17:48
そうです、このお椀は入れ子です。
入れ子のお椀を作るのが初めてで、年末年始に合わせて発表しようかなあと思ってるんです。
^^
底が広くてとってもいい感じなので、私も一つ欲しいなあ。
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年06月06日 22:14
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