2012年01月09日

■2010年産の茨城産の盛漆。

比較的暖かい日が続いていますので、灯油代が助かっています〜。
予告のコーナーにも書いていますが…来月初めて三重県に行きますね。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今日は工房で使っている漆をお見せします。^^


バッド(下向き矢印)2010年産の茨城産の盛漆。
2012IMG_3986.jpg

わくわくするような、元気そうな色合いの漆ですexclamation
盛漆(さかりうるし)で、つまり真夏の一番暑い時期に採れた漆になります。ぎらぎらした真夏の太陽の光が、充実した漆樹液を生み出します。
この漆は乾きは早めで、下地の仕事に重宝していますよ〜。工房では乾きの早い漆は少ないので、こうした冬の時期は早めの漆に助けられたりします。
いろんな個性のある漆のおかげで、仕事は複雑になっていますが…;; 楽しいものですよ。



2012IMG_4006.jpgさて、今日のおまけ写真は工房の食客… スズメちゃんたちです。電線にずらっと並んで休憩モードです。今日もバードレストランのゴハンをバクバク食べて可愛い姿を見せてくれました。ムード

posted by 宮崎佐和子 at 18:46| Comment(4) | TrackBack(0) |   工房に届いた漆たち
この記事へのコメント
初めまして。以前石川県の漆芸研究所について書かれていた記事を拝見しました。自分は漆について勉強したいと思っているのですが、やはり血族が工芸士だとか家業の関係でないと、自分で基盤を作るのは困難なのだなと感じました。なんのツテも無い人間がこれから漆工芸を学ぶということは、将来を考えない無謀なことなのでしょうか。やはり家業の伝統としてやっていくものが伝統工芸の世界なのでしょうか。大学も考えたのですが、毎日直接手を動かし作業をする為には研修所がベストと思い考えていたのですが、記事を読んで人生の岐路というくらい迷っています。高卒くらいなら迷い無く飛び込めるかもしれませんが、20代なので不安です。遊びではなく、仕事にしていきたいと強く思うのですが、周囲に漆に関わるものが何一つ無い人間が飛び込む世界ではないのでしょうか。決心が大いに揺らぎ、揺らいでしまう自分にがっかりしてしまっています。揺らいでみても結局他に何があるわけでなし、どうすれば関わりのある仕事に就けるのでしょうか。もう社会人なので、どこに訊けばいいのか何をすればいいのか、振り出しに戻ってしまっています…。
Posted by 茨 at 2012年01月10日 17:48
茨さん、はじめまして!
ブログの記事を読んで下さって、ありがとうございました。^^

文面から、20代半ばの男性かな?と思いましたが… 数有る職種の中で漆を考えてらっしゃるのには、やはり動機があるのですよね。

こうしたいろんな方がごらんになれる掲示板で広くお話できることは、だいたいあの三つの記事に書いてしまっているような気がします;;

「漆の仕事」といっても、いろんな分野があります(美術、伝統的工芸品、文化財の修復、一般的な企業に就職、学問、素材関連などなど)

分野によってかなり違います。
なので、どういった分野が向いているか勉強して、複数の分野のプロの方にアポを取り菓子折り持参で取材して、総合的に考え決断する事をおすすめします。

茨さんのパーソナリティが解らないので、こんなお返事になってすみません;;

何かしらのご参考になりましたら、幸いです。

Posted by 宮崎佐和子 at 2012年01月10日 22:45
工芸品の作成が希望ですが、食べていくのが厳しいのはわかっているので、色々な可能性を考えて行動しようと思います。有難うございました。
Posted by 茨 at 2012年01月11日 03:24
茨 さん、こんばんは!
お返事をありがとうございます。^^

本当なら「何とかなるから!」と気軽に言いたいのですが、茨さんの背景がよく分からないのでごめんなさいね。
「工芸品」にもいろいろジャンルがあり、また塗りの産地によって事情が違ってきます。

ご存知かもしれしれませんが、山本勝巳さんの「漆百科」は初心者にも読みやすく分かりやすく、ご参考になるのでは…と思いました。
(近年の漆業界事情にもふれています)
Posted by 宮崎佐和子 at 2012年01月11日 20:01
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