今日はその下準備をしていました。どんな貝なのか、ちょっとお見せいたしますね。^^


まるでサザエの親分のような??でっかい貝です。片手で持つと重い重い

暖かい海に住み、生育の北限が奄美大島です。
この夜光貝、むっちりと分厚い真珠層を持っていまして、それがとっても美しく古くから漆工芸に使われてきました。


きれいでしょう? この貝は幻想的な淡いブルーをしています。
夜光貝の真珠層は上品な淡〜い虹のような、宝石に例えるとウォーターオパールのような、みずみずしい輝きを持っています。


原貝から漆工芸で使う「薄貝」という状態にするためには、「摺り貝」と呼ばれる作業をするのですが…。この貝は「煮貝」という手法を使って、工房で加工したもの。(1週間ほど、熱湯で茹でて貝の真珠層をはがすという面倒な作業なのです)
この大事な貝さんを、今回はさらに細かく型抜きして使う予定です。
(小さく使うので、この状態の迫力はなくなりますが…;;)
うまくいきますように。

