実はすごーく気になることがありました。
それは、葉っぱが無くなった漆の木のこと。

香川県のこの夏の極端な少雨と、そして9月に発生したイモムシたちによって、9/18で紹介した時点では、哀れにもこんな丸坊主の姿になっていたんです。

それが昨日の夜、帰宅した時にはなんだか違っているように見えたので気になっていたんですが…(月のない夜で暗かったし、疲れていたのでよく確認せず)
しかし、私たちのいない間に、漆の木は変貌を遂げていたのでした。

なんと季節はずれの新緑が…
新しい葉っぱで、木が覆われていたんです!

つい先日までこの木は、この枯れた色をした
実の房だけが枝にぶら下がっていたのに…。
今は鮮やかな新しい葉っぱに囲まれてます。
実の房だけが枝にぶら下がっていたのに…。
今は鮮やかな新しい葉っぱに囲まれてます。
こうして見ると、葉が伸びきっているので、かなり以前から新芽が出ていたみたいです。
私たちが作品展の準備にばたばたしていて気づかなかったことと、そして出張中に、やっと雨がよく降って一気に葉っぱが大きくなったのでは…と思います。

葉っぱはもう大きくなってます。
やっぱり不思議な感じ…!
やっぱり不思議な感じ…!

この木だって…

少し前まで、こうだったんですから

たしか、漆の木たちが落葉を始めるのは、10月ごろだったと思います。
この残暑で、漆の木が「まだまだ今年はがんばろう」と勘違いしているのかしら…。
…と書いている途中、松本が
「浄法寺で漆かきをしている時にも、同じようなことがあったぞ」と教えてくれました。
その時は、うるし掻きをしていた漆畑の木の20本が、緑色の大きなケムシに葉っぱを食べられ丸坊主になっちゃったけど、その後葉っぱがリカバリーしたんだとか。
「でも、後で新しい葉がついても、もうぜんぜん漆は出なかった」とのことで、秋にがんばって出した葉っぱには、そこまでの活力はないみたいです。
それに、浄法寺ではこんなに葉っぱが大きくならなかったんだとか。
まだまだ分からないことでいっぱいですが、今回は本当にびっくりしました。
しばらく、このウルシの木たちの様子を見てみようと思います。