工房では今年最後の作品展が終わったので、松本が作品の整理や仕事場の片付けをしています。そんな今日は、漆室のメンテナンスをしていました。


松本の仕事部屋にあるのですが、工房に来られた方はきっと目にされていると思います。
この漆室は、松本の父の師匠からいただいたもので、その方の名前にちなんで『吉川室』と呼んでいます。上下で2段になっていて、かなりの容量があるのですよ。(それでも繁忙期にはすぐいっぱいになってしまいますが…

今日はこの漆室をはじめ、しばらく手入れをしていなかった加湿の装置などをそうじしました。
漆室ってどこか酒蔵に似ていて “漆がよい具合に乾く” のは、単に温度湿度の管理だけではうまくいかない部分もあるように思います。
古いよく使いこなされた漆室は具合がよく、とても仕事がしやすかったりします。とはいってもすこぶる単純な設備なので、どこがどうという説明ができないんですが… とても不思議なんですよ。
この漆室を使っていた、義父も義父の師匠もすでに亡くなりました。
大事にして、一生使わなければいけませんね…。


デジタルでとても見やすいです。
最近はこうした計測器もたくさんあるので、便利になりましたね〜。

さて、ショップ和×和ですが、ギャラリーにぐいのみを各種アップしています。お時間のある方はごらんくださいね。^^

