2007年10月23日

■第29回浄法寺漆共進会に行ってきました。

昨日、松本が出張から戻って来ました。^^
おつかれさま!
久々に浄法寺に行って、お世話になった皆さんにごあいさつできました。
さてこの「漆共進会」、今年の漆を生産した漆かきさんが出品して、その品質を競うという漆樹液のコンクールなのですが、その様子をちょっとご紹介したいと思います。

10/23組合員集合
岩手県浄法寺漆生産組合の皆さんです。
一番左が組合長の佐藤さん、左隣りが研修生の竹内さん。
前列左二番目が大森俊三さんです。


項目に分かれて、ずらっと出品された漆が入った桶が並びます。
10/23共進会会場
漆たちには、ナンバーのみがふられて誰の出品かは一目で分からないようになってます。
動画を付けましたので、その一部の様子をごらんください♪
これらの漆を、審査員さんたちが次々とまわって審査して、点数を付けていくのです。(蓋を開けているのが大森清太郎さん、小さいヘラで『ヘラ立て<漆液を検査する行為>』をしているのが佐藤春雄さんです)
その様子を見ながら、審査員がチェックシートに点数を入れていきます。





こちらは和うるし工房あい用に採ってもらった漆です。工房で特別生産していただいた五貫目樽の盛辺漆2-3
工房で特別生産していただいた五貫目樽の盛辺漆2-3
by waurusi
採って下さったのは、大森俊三さん。
工房に届いたら、詳しくご紹介します。


さて、今年の漆の出来ですが…
残念ながら天候不順のためか、全般的に白めで硬く、中にはかすかに腐敗臭のする漆桶もありました。乾きが極端に早く例年の共進会よりは漆のつわり(熟成)が今ひとつ遅れ気味のように感じました。
そんな中、皆さんがんばっていい漆を採ってくださったと思います。

さて、今、浄法寺はプチバブルです。
ふだんなら共進会に並ぶこれらの漆を、共進会会場で輪島の大徹さんが1本(5貫樽)買うくらいで(今年は、工房の買った漆の隣りに並んでいた2-2の盛りをたぶん買われたと思います)いつもは大半が売れ残ります。
でも今年は、会場に並んでいる漆は、なんとみんな売れていますexclamation
日光東照宮の修復に、浄法寺漆が今年から数年間大量に使われる事になりました。こうした需要が、浄法寺を今、いつになく活気づけているのです。(その需要量は全国の年間生産量を大きく超えます)
漆掻きのおじいさん達は、かつての古き良き時代、漆が必需品とされおおいに売買された時のことを彷彿としているかもしれません。
これは一つの公共事業のためのバブルで、全体が底上げされたために起こったものではありませんが… これをきっかけに浄法寺漆をはじめ日本産の重要さを広めることになれればなあ、と願っています。


10/23滴生舍のチューブ漆
会場で販売されていた浄法寺漆チューブ入り。

基本的に漆は5貫単位の販売なのですが、こういった出し方はとっても嬉しいものです。(漆は滴生舍の若手漆かき・鈴木さんが採った漆です。^^)



posted by 宮崎佐和子 at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | ■ 浄法寺町の漆かきだより
この記事へのコメント
むぅ!!!

すごい!!!
今朝の私の日記にお気に入りの杢盤を載せましたが、万一あれで何か作るのであればこういった和漆で拭き漆をやってもらいたいものです!!!!!

どんな風に輝くんだろう!!!
Posted by 黒柿 at 2007年10月25日 08:38
…なになに、ちょっと見て来ます。

(゚〇゚;)おおっ
なにか凄いものを見てしまいました!

…ちょっと松本を呼んできます。



Posted by 宮崎佐和子 at 2007年10月25日 23:39
黒柿さん、松本和明です。
美しい杢ですね、鉋も良く止まっているようですし、見た事無い杢目で珍しいですね。

漆ですが、過去8年の和うるしコレクションの中で杢に向きそうなサンプルを少量でしたら進呈できますよ。

杢を眺めるのは至福の時間ですよね。
Posted by 松本和明 at 2007年10月26日 21:20
ありがとうございます(*´∀`*)

栃ですがコレクションの仲でもお気に入りの物です♪

このほかにも欅や黒柿、屋久杉、楓と色々杢物集めておりますのでいつか松本さんとお話したいなぁと思っています♪

たいへん貴重な和漆を頂くのははあまりにも恐れ多いので何かの機会でお会いできたときにお話聞かせてください。

Posted by 黒柿 at 2007年10月27日 06:11
こちらこそ何かの機会にお会い出来ることを楽しみにしています。
Posted by 松本和明 at 2007年10月27日 23:26
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