2013年01月13日

■木と漆のスプーン、中塗り中です。

中塗りの作業シーズンに入った松本…。


バッド(下向き矢印)今日はスプーンの中塗りをしていました。
漆の中塗り作業
もくもくと何十もの塗りをこなします。

今日の塗りは、この栃スプーンたちを始めとしたスプーン。
木と漆のスプーン
昨年末に紹介したスプーン木地たちです。


スプーンやお箸はどうやって塗っているのでしょうか。
もちろん、塗ったところは触れません…。2回以上に分けて塗るのですが、さまざまなやり方があります。工房ではいちばん回数少なくきれいに塗れる方法として、お尻に「つく棒」という道具を付けて、全体を一気に塗ってしまいます。


バッド(下向き矢印)中塗りの漆はこちら!
2010年奥久慈漆
茨城産のうるしです。ぴかぴか(新しい)2010年茨城県の奥久慈漆生産組合の盛辺生うるし。地元の人々に愛されて育った、貴重な漆です。使いやすく、中塗りに重宝しています。


バッド(下向き矢印)ほどよい厚みでていねいに塗っていきます。
木と漆のスプーン
スプーンは形が複雑ですから、塗り方にちょっとコツがあります。(慣れている松本は気にせずさっさと塗っていきますが…)
漆は、一定以上分厚く塗るとその部分が縮んだりしますから、注意します。


バッド(下向き矢印)こちらはれんげちゃん。
木と漆のれんげ
ほっこりして、可愛らしい感じです。


バッド(下向き矢印)中塗りしたスプーンは回転室に入ります。
2013_7206.jpg
この程度の塗りなら立てたままでも大丈夫ですが、自動的に回転する室で乾かすと、よりキレイな塗膜になります。塗ったのは生うるしなので、こうしてみると塗膜が透けていますね〜。
漆は乾くと色が濃くなり、この生うるしは飴色っぽい色になるんですよ。(乾いたら、お見せします)

こうした中塗りを重ねて、ほどよい厚みを作っていきます。ムード



2013_7216.jpgさて、今日のおまけ写真はお待ちかねのスイセンのお花です。いろんないい香りのお花がありますが、スイセンは格別ですね。清々しいよい香りが心を癒してくれます。


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posted by 宮崎佐和子 at 22:11| Comment(2) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作
この記事へのコメント
おはようございます!成人の日の今日は朝から雪交じりの雨模様です。昨日の暖かな一日と打って変わった天気で寒い一日です。
我が奥久慈漆が元気に働いている(?)報告を聞くと、今年もガンバッテ漆を掻かなくっちゃ!と思いました。掻き子さんとは組合の新年会で会うのでそのときに報告しておきますね。
今年も茨城の奥久慈漆をよろしくお願いいたします。
Posted by おのせ at 2013年01月14日 10:07
おのせさん、こんばんは!
コメントをくださいまして、ありがとうございます。^^
そちらは寒いんですね〜〜〜;;
雪の中の成人式だったのでしょうね。

うちの奥久慈漆ちゃん、がんばっていますよーー
よく働いてくれます☆

今年は豊作の年だといいですね!
皆さまによろしくお願い申し上げます。
Posted by 宮崎佐和子 at 2013年01月14日 21:30
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