

もくもくと何十もの塗りをこなします。
今日の塗りは、この栃スプーンたちを始めとしたスプーン。

昨年末に紹介したスプーン木地たちです。
スプーンやお箸はどうやって塗っているのでしょうか。
もちろん、塗ったところは触れません…。2回以上に分けて塗るのですが、さまざまなやり方があります。工房ではいちばん回数少なくきれいに塗れる方法として、お尻に「つく棒」という道具を付けて、全体を一気に塗ってしまいます。


茨城産のうるしです。



スプーンは形が複雑ですから、塗り方にちょっとコツがあります。(慣れている松本は気にせずさっさと塗っていきますが…)
漆は、一定以上分厚く塗るとその部分が縮んだりしますから、注意します。


ほっこりして、可愛らしい感じです。


この程度の塗りなら立てたままでも大丈夫ですが、自動的に回転する室で乾かすと、よりキレイな塗膜になります。塗ったのは生うるしなので、こうしてみると塗膜が透けていますね〜。
漆は乾くと色が濃くなり、この生うるしは飴色っぽい色になるんですよ。(乾いたら、お見せします)
こうした中塗りを重ねて、ほどよい厚みを作っていきます。


我が奥久慈漆が元気に働いている(?)報告を聞くと、今年もガンバッテ漆を掻かなくっちゃ!と思いました。掻き子さんとは組合の新年会で会うのでそのときに報告しておきますね。
今年も茨城の奥久慈漆をよろしくお願いいたします。
コメントをくださいまして、ありがとうございます。^^
そちらは寒いんですね〜〜〜;;
雪の中の成人式だったのでしょうね。
うちの奥久慈漆ちゃん、がんばっていますよーー
よく働いてくれます☆
今年は豊作の年だといいですね!
皆さまによろしくお願い申し上げます。