香川県では、1月から3月にかけて、各地で「百々手祭り」という伝統行事が開催されます。その年の豊凶を占う神事で、裃姿の射手が弓を射るのですが… 今年の豊凶はさてどうでしょう?
さてさて、五色台の漆畑の手入れに意外な日数がかかっておりましたが… 今日でだいたい一区切りついたそうです、ホッ!
工房の制作の仕事に、そろそろ取りかかれそうです。

そんな今日は、木地の下準備(熱処理)の一コマをお見せいたしますね。


「定温乾燥器」です。
いろんな温度設定で、素材を加熱させることができます。以前は、乾漆などを乾燥させていました。今は漆の焼き付けなどに使っています。(時には、ケーキを焼くのにも使っておりました〜)
今回は、何を加熱させているかと言いますと、うつわ用の木地なんですよ。
5日間ずーーっとここに入れて加熱させていて、昨日がその5日目でした。


(とは言っても、常温になってから開いております)
たくさんの材がならんで入っていますよ。

山中からきたお椀用のケヤキ&トチ、工房で木取りしたケヤキやクリなどを熱処理しました。もともと十分自然乾燥させた材なのですけど、新しい熱履歴をくわえました。
しばらく常温常湿に慣らしておいてから、中荒挽きなどにとりかかります。


オーダーのお椀もこれらの中に含まれております。
サンプルのお椀の木地もここに… お待ちのお客様、もうすこし待って下さいね。


