工房始まって以来の、前代未聞?の出来事…
なんと、うり坊が、漆の入った茶碗に足を突っ込んでしまったのです!
ゴトゴトッというただならぬ物音が、仕事場からするので「えっ!?」と思って入ってみると、そこにはとんでもない光景が広がっていました。
わ〜〜〜〜

そこには、漆まみれになったうり坊が、走りながらブルブルして漆のしずくをまき散らしている光景。

事件の張本人・うり坊。事情聴取のあと。
「ああっ!お気に入りの裏目漆がっ!」とパニックになったあと、とある恐ろしい話が頭をよぎりました。
それは、とある有名な漆作家さんから聞いた話で、そちらも飼い猫が漆の容器に入って漆まみれになってしまい、猫は怯えて逃げてどうしてやることもできずに、やがて猫はひどくかぶれて皮が赤むけになってしまったという話。
なんとかせねば!
もう夜遅かったのですが、寝ていた松本を起こしてうり坊を捕まえて、風呂場へ。もう1時間くらいうり坊を洗いました。(松本も私も、周囲も漆でべとべと

もちろん、こういう時はいきなり水やお湯で洗ってはいけません。植物性の油やクレンジングのみでしっかりもみ洗いをして、できるだけ漆を揉み出してやります。(漆の成分の大半は樹脂)
…うり坊は、すごい量のクレンジング剤をかけられ、目を白黒させてました。(このうり坊の一件で、愛用の『ローヤル』↓が空になり、私の使っていた化粧用クレンジングもからっぽに)

ローヤルという工業用油汚れ洗浄剤。
きれいなピンク色の透明なジェルで
作業のあと手を洗うととってもよく
漆や手の汚れが落ちます。

うり坊が、漆につこんだ左前足。
少し腫れて、右前足と太さが違う…。
(気になるのか、ずっと舐めてます)
少し腫れて、右前足と太さが違う…。
(気になるのか、ずっと舐めてます)

心なしか、顔もむくんでいるうり坊。
…大丈夫かなあ。
…大丈夫かなあ。
うり坊だけでなく、私たちもあちこち痒くなってしまいました。

浸透性のいい日本産漆…こういう時は、悲しくなります。
いくどの危機にも耐えた野生児も、今回はかなり堪えたらしく、もうぐったり。ごはんもあまり食べず、寝床でどんよりしています。
…これ以上、もうかぶれませんように。祈ってます。
大丈夫ですか!!!!??????
めっちゃかわいそう(´Д`;≡;´Д`)
最悪の場合抗ヒスタミン剤とステロイドの処方が必要かも知れませんね。。。
うり君大丈夫ですか???
これ以上腫れませんように。。。
…今日の日記にアップしているように
…悪化しています。llllll(- _ -;)l
獣医さんのお世話になります。
楽になってくれるといいんですけど。(獣医さんも初めて見る症例かもなあ…)
人間に例えたら、身体にかかった面積も相当なので、すごく負担がかかっていると思います。
…でも、すごく体力のある猫なので、大丈夫とは思いますが…。
うり坊は、先住猫のミル&むぎと違って、予想できない動きをするので、油断できません。