2013年02月16日

■ウルシの種の脱穀をしました。

昨年はしびれるような寒い冬だったのに…
今年の香川県は、そこそこの寒さでお天気のいい日に恵まれて過ごしやすいです。灯油が値上がりしてきましたので、あまり寒くないのは助かりますね。

さて、昨日は赤ちゃんと添い寝していたら動けなくなってしまい…あせあせ(飛び散る汗) 途中になっていた記事をアップしようと思います。

ウルシの種の脱穀 をしました。

昨年は香川県漆器工業協同組合と県の事業で、香川県森林センターの漆畑で漆掻きをしました。(松本が漆掻きを担当しました) その漆畑で採れた実の脱穀→脱ロウまでを頼まれているのです。

まず、ウルシノキが落葉した後、実った実を採集します。採集した実は、枯れ枝などがついています。

バッド(下向き矢印)こんな感じです。
漆のタネの脱ロウ1
この実の、枯れ枝や周囲の皮や乾いた果肉をとりのぞき、中の種を取り出します。その作業が「脱穀」ですね。^^
先日、松本がその作業のための「ふるい」を作っていました。


バッド(下向き矢印)自作のふるいです。
2013_7918.jpg
網目のメッシュは、粗いのと細かいのがあります。


この「ふるい」の下に、毛布を敷いて網にウルシの実を置いてふるいます。
2013_7925.jpg

2013_7944.jpg

バッド(下向き矢印)まず、このような大きな枝などがごっそり取れます〜。
2013_7957.jpg

そして、ふるいの網のメッシュを細かくして、不要な部分をどんどん取っていきます。

2013_7963.jpg

バッド(下向き矢印)だいぶ、すっきりしてきたみたいですよ。
2013_7976.jpg

そして、この種を水につけておきます。
すると「しいな(中身の入っていない種)」は、水面に浮かんでくるので、生きた種と死んだ種をここで選別するのです。
2013_7986.jpg
うう… けっこう浮いちゃってますね。がく〜(落胆した顔)
そんなにたくさん実が入っていないかもです。


バッド(下向き矢印)水揚げした種ちゃんたち。ムード
2013_7994.jpg
2013_7995.jpg

このあと、「脱ロウ」という作業を行います。
ウルシって、ハゼやヌルデなど他のウルシ科の植物と違い、自然発芽しにくい植物なのです。なぜかというと、皮の周囲に厚い『ロウ』が巻き付いており、これが障害になっています。
なので、実生で繁殖させるには、必ず「脱ロウ」という作業が不可欠なのです。「脱ロウ」には、いろんなやり方があって、工房ではいろいろ試しているんですよ。

以前の「脱ロウ」はこんな感じで行いました。 → 
※ウルシの種の脱ロウをしました。


作業が進みましたら、またご紹介いたしますね。わーい(嬉しい顔)

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posted by 宮崎佐和子 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の植栽
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