広島の鉋鍛冶屋の石社さんに頼んでいた刃物が届いたのです。
松本はそれはもうウキウキ!
一日中、新しい刃物にかかり切りです。

二分五厘の印刀。鋼はスウェーデンアッサブ炭素鋼。
c1.25〜1.28(k-120とは違うそうです)
地金は錬鉄。黒裏。
c1.25〜1.28(k-120とは違うそうです)
地金は錬鉄。黒裏。
この印刀は、石社さんの刃物の特徴を知るためにまず手に入れました。石社さんの刃物を使うのは、初めてなのです。
松本がこの印刀を使ってみて、石社さんの焼きの加減を知り、新たに自分の刃物をオーダーするための基準にします。

松本が、少し研いでみました。
研いだ感想は…。
「砥石当たりがすごく柔らかく、非常に研ぎやすい。鋼の硬さはおそらく硬めで研いでも『刃返り』がすごく少ない。非常に締まった感じがする。木材に刃を当てても、カミソリのような頼りがいのない切れ味ではなくて、非常に締まった鋭い切れ味と安心感のある安定した刃味がする。(松本談)」
…とにかく、よく切れるし、松本も気に入ったみたいです。

石社さんの刻印。

今回の刃物の柄は「ウルシの木」です。^^
「次に注文する刃物は、もっと硬めにしようっと!」と松本はうれしそうに言っていますが… ええっ、次は何を作るのでしょうか。…そしていったい幾らかかるんでしょう?と、ちょっと不安な私でした。

刳り小刀は長谷川幸三郎作の「直」ですが、これも刃味が良いですよ〜 ヾ(*´∀`*)ノキャッキャッ
追い入れは市弘と清忠ですが石社さんが鑿作ってくれたら面白いだろうなぁ。。。
石社さんは何回か市弘のとこに通ってるし(笑)
「どう考えても切り出しは使わんなあ」と気付いて、しょっちゅう使う印刃にしたらしいです。笑
石社さんに鑿を頼んでみたら「鑿はしません」と言われちゃったそうで…
やや幅広(六分)の平の彫刻刃をお願いして、溜飲を下げたんだとか。
生産量がもう少し増えたらありがたいんですけどね。。。(*´∀`*)
石社さんのは今も山田さんが研いでるかな?
昔買った時に研ぎがうまくてびっくりしたんです(笑)
研ぎのうまい方がいらっしゃるんですね。
黒柿さんは、石社さんに行かれたことがあるのですね。
私たちは作品展会場でお会いしたことがあるくらいで、石社さんのお仕事場には行った事がまだないです。