2013年07月08日

■中塗り用の漆刷毛を切り出しました。

やっと梅雨明けです、暑くなりましたね〜〜。
そして今日は、ショップ和×和の方に、ギフト用のお箸をアップしました。お気軽なギフトとして使っていただけたらな〜と思い、ちょっと多めにご用意していますので、ぜひごらんくださいね。ムード


さて、今日は漆刷毛を切り出す様子の写真を撮っていましたので、ご紹介したいと思います。
ずっと仕事に使っていると、漆刷毛も穂先が摩耗したり傷んだりして、仕事がしにくくなってきます。
これが絵筆だったりしたら、もう買い替えかもしれません。
しかし、漆刷毛(全通し)は毛が鉛筆の芯のようにお尻まで入っているので、削り出すと新たな穂先が出てきて、ふたたび新鮮な状態で使うことができるのです。


中塗りの作業に2年ほど使っていました。穂先がもう塗りにくくなったので、不要な部分をカットしちゃいます。
刷毛の切り出し 1

すっきりとカット終了。
刷毛の切り出し2

砥石をあてて断面を整えます。
刷毛の切り出し3

ピシッときれいになりました。(重要!ここが基準になります)
刷毛の切り出し4

穂の長さを決めて切り出しで切り込みます。
刷毛の切り出し5

刃物でよぶんな板を除去します。
刷毛の切り出し6
刷毛の切り出し7

横の板はつけたまま、刃物でピシッと成形します。
刷毛の切り出し8

穂先を作り上げました。
刷毛の切り出し9この毛の部分は「糊漆」で固めてできています。以前の漆刷毛は、これを石のように?固く固くして仕上げていました。ごく最近の漆刷毛は、この糊漆が柔らかすぎてすぐグズグズに崩れてしまうので、このようにピシッと仕上げることができません。














この糊漆をほぐして仕上げとなります。(この作業に、少し時間がかかります)
刷毛の切り出し10
先端は重要な部分なのでゆっくりほぐします。
今回は湿らせてから、コップのふちで揉んでだんだんやわらかくしていきます。

刷毛の切り出し11
少しだけほぐれてきました。
刷毛の切り出し12
時間をかけてほぐします。
刷毛の切り出し13
刷毛を固めている糊漆は熱湯に弱いので、熱めのお湯にしばらく浸けてふやかしておきます。
ここでイライラして?むりやりほぐすと、毛が傷んでしまい、肝心の塗りの作業中に毛が切れてゴミになって塗りに出やすくなってしまう傾向があるので、ていねいにふやかします。
刷毛から、くずれた糊漆のゴミが出なくなるまで洗ってから、作業が終ります。


やっと完 成ぴかぴか(新しい)
刷毛の切り出し14
今回は1時間ほどかけてほぐしました。
(仕上げに松本が、私のヘアアイロンを使って、穂先を揃えているのを見てしまいました…;;)
この作業のあと、オイルをなじませてしばらくおいています。漆刷毛の毛は、女性の人毛ですから、ヘアケア?もちょっと似通ったところがなくもないところが、面白いですね。
この刷毛ちゃんは、前回の穂先で中塗りの作業に2年ほど使っていました。
とても調子がよかったので、また使えると思うとうれしいです。わーい(嬉しい顔)

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posted by 宮崎佐和子 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) |   道具
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