2013年07月29日

■お椀の研磨をしました。

7月もいよいよ終わり…。たしか、昨年の今頃も暑かったなあ。あせあせ(飛び散る汗)
初めての出産を控えていた昨年のこの時期、万が一のことも考えていた私は、生まれて初めて自分の遺言書をしたためていました。新しい命を生み出す身であったはずなのに不安でもあり、人生で一番終焉について考えていた時期かもしれません。
そんなことをぼんやり思い出していた最近ですが… 
今日の朝一番、思いがけない人の訃報をいただき、びっくりしました。なんとも言えない気持ちで過ごした今日一日となりました。
この仕事をはじめた10年あまりの短い間にも、職人のおじいちゃんやお世話になった方のお別れがたびたびありましたが、今でも変わらずお元気でいるような気がしてなりません。



さて、気を取り直しまして…。
今日は、塗り仕事の前の研磨の様子をお見せいたしますね。^^


バッド(下向き矢印)「目どめ」の終ったお椀を研磨している松本です。
国産漆のお椀 中塗り前の研磨1
お椀のような「丸もの」の木地は、こうしたろくろを使って耐水ペーパー等で研磨をします。(このろくろは、亡くなった松本の父のものです)
これを使うと、早く確実に研磨が出来ます。「目どめ」の終ったお椀の表面をなめらかにして、次の作業のための準備をします。


そして…。


バッド(下向き矢印)立ち上がりの箇所は、ペーパーでなく砥石を使うのが松本の好み。
国産漆のお椀 中塗り前の研磨2

バッド(下向き矢印)伊予砥石の小さな破片です。
国産漆のお椀 中塗り前の研磨 伊予砥石

シャッキリスッキリと、仕上るんですよね〜。ぴかぴか(新しい)
この研磨が終りましたら、きれいに洗浄して…。


バッド(下向き矢印)次の下地になる、ベンガラ漆の塗り下地に入ります。
国産漆のお椀 中塗り前の研磨
鉄由来の顔料のベンガラを練り込んだ漆で、しっかり塗り重ねをして頑丈にします。
布を貼ったりしないで、とにかく漆できちんと下地をするのがこの工房のやり方なんです。漆をたっぷり使ってコストはかかりますが… やはり、漆下地が一番堅牢で安心ですね。(のちの修理なども楽です)

このお椀ちゃんは、ショップ和×和の看板の飯椀、汁椀たちです。
(現在、一個残らず売り切れ中… グスン)
少しずつの歩みですが、いつかお店に納品できるよう、忙しい合間合間にちゃんと進めていきますね。わーい(嬉しい顔)



ハスの立ち葉さて、今日のおまけ写真は… 工房の庭で育てているハスです。
まだ弱々しいですが、立ち葉がすーっと出ています。ハスの葉の色は、奥ゆかしくなんとも不思議な緑色をしていますね。



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この記事へのコメント
伊予砥がこんな場面でも活躍されるのですね。
軟らかさや粒度に幅があって使い方にも幅があると思いますが、具合の良い石を確保しておくのも大変そうです。
粉を吸って胸を悪くされませんようお気をつけ下さい。


Posted by タナゴ at 2013年07月31日 00:39
タナゴさん、こんばんは!!
毎日暑いですね〜〜〜;; そしてお仕事が一番忙しいシーズンですね☆

伊予砥石のことにお詳しくて、松本もビックリしてました。
(マニアですね〜その通り!だそうです)
包丁を研ぐのにも、愛用しているみたいです。

水研ぎで使用するので、粉は今のところ大丈夫みたいですが… 
気をつけるに越したことはないですね。
ほんと、松本とお話が合いそうです。
これからも、よろしくお願い申し上げます。^^
Posted by 宮崎佐和子 at 2013年07月31日 23:28
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