
「孫椀」2003年頃制作 Kazuaki Matsumoto
漆/岩手県産うるし 木地/ケヤキ
漆/岩手県産うるし 木地/ケヤキ
小ぶりのお椀でお子さん用に作ったものですが、上に向かって開いた形が可愛らしくて、女性や年配の方もよく使ってくださいます。
これも、漆器というより陶器に多い形ですね。
高台はぎりぎりまで小さくなっていますが、意外と手がかりは悪くありません。
この時に付けた模様も当時独特のもので、この半艶消しのぐあいも当時の漆の表情だなあ、とつくづく思います。(手法じたいは、「夕日」と同じやり方で、極薄でベンガラ漆・生漆をランダムに重ねてこの表情を作っています)

(色違いの孫椀、こちらは溜め塗り)
大きさはこんな感じです。
そういえば、上の孫椀の乗っている印象的な木目の台ですが、これは松本が天然杉に大森俊三さんの漆を存分に塗った、ちょっとぜいたくな?卓です。(松本は漆を湯水のごとくたっぷり塗るのが大好きなのです…

長さが180センチほどの卓ですが、漆をなんと約3キロも使っています)
漆のうつわにしっくり合うので、よく撮影に使っていました。
この11月に京都に開店したばかりの、漆塗りのお椀の店「おわんや巧」です。
以前よりブログを見せていただいていたのですが、「孫椀」が目にとまり、コメントしています。
どんな感じなのか、実際に見て触ってみたいなぁと思いました。
スペース高森での展示会、がんばってください。高森さんによろしく!
このたびは、コメントを下さいましてありがとうございます。^^
(ブログも少し拝見しました…素晴らしい作り手さんのお椀を扱ってらっしゃるのですね!)
>以前よりブログを見せていただいていたのですが、「孫椀」が目にとまり、コメントしています。
わあ、ありがとうございます。
この孫椀は、特に女性が目にとめて下さる幸せ者?です。
うちは、扱っている漆も気まぐれなら作る方も気まぐれな工房ですが… 京都は年に一度、9月第一週に高島屋さんで作品展をしています。
機会がありましたら、一度ごらんくださるとうれしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。