まだ8月のような服装で過ごしています… 油断して、子供のあせもも復活してしまいました。

台風も多いし、この作品展の搬入が台風に重なった作家さんはたいへんですね。
今年は、私たちの催事はなんとか台風にかぶらずにすみましたが…。
「明日、搬入なのに瀬戸大橋が通れない〜〜

今回の台風も、大きな被害もなく通り過ぎてくれるといいですね。
さて、今日はめんぱの重箱をお見せしたいなと思います。
とっても可愛いんですよ〜。


真っ赤なめんぱ三段重箱ちゃんです。
「難を転ず」に通じるとされ、縁起の良い南天。真っ赤な実が愛らしいですよね。
そんな南天をモチーフにした、めんぱの木地の丸重箱です。
娘のお昼寝を見計らって、少しずつ仕事をしていました…。


外側のモチーフは、厚手の和紙を紋様に切ったものを糊漆で貼り付けています。
黒漆で何度か中塗りを入れたうえに、朱漆を塗った「しかけ」をしているのです。
研ぎ出すと、黒い模様が浮き出すというわけですね。


一気に研いではいけません。
少し研いでは拭いて確認のくりかえしで、「ちょうどいい」と思う所でとめます。

こんなふうに、ちょっと素朴なかわいい雰囲気になります。

朱溜にすると、よりグッと南天のモチーフが浮き上がるはず…。
めんぱ木地は、お弁当箱でよく使いますが、丸い木地でこんなお重で使うのもいいですね。
角重箱とは違って、カジュアルで愛らしいものになってくれます。
こうしたざっくりとした加飾がとてもよく似合います。
出来上がるのが楽しみなお重箱です。

残暑が厳しくても、秋ですね〜〜

お水に浸けてふやかしています。
剥くのが大変だけど、格別の味ですよね。