松本が、自分のカマの刃物に柄を付けました。これは、漆掻き用の特殊なカマ。ものすごく大きくて、慣れていない人が見たらちょっと恐いかもしれません。(^^;) これで、漆かき作業の時に傷を付ける場所に木の皮を削り取るのです。そうすると木の幹の表面がなめらかになり、傷からにじむ樹液を樹皮に吸い取られずに掻き取ることができるのです。

左/今回の刃物と柄 右/手持ちの刃物

完成!
刃物、といえば包丁のようにすぐ使える状態で入手するように思ってしまいますが、特殊な刃物は刃のみで手に入れます。そして、自分で木を削って自分の使いやすい柄を付けるのです。
以前のカマは使い続けて研ぎ減っていたので、新しいカマをこれから使うことになります。
今回、松本はノリノリで栗の木の板を削って柄をつくりました。刃物に柄を付けるのはもう慣れたもの。さっさと作ってしまい「今回は最新ラインだ!」とうれしそう。
エコショップで販売させて欲しいですね!
柳田美奈子と申します。。。
私の父は素人なのですが、漆液を自分で採取したい!!と申しておりまして・・・
ブログ上でご紹介されている、漆採取道具などはどのように購入されているのですか?
というか・・・素人が漆液など採取してもいいのでしょうか?ネット上で色々調べたのですが、道具の購入方法がわからず・・・
もし、よろしければ教えていただけないでしょうか?
おとうさまが漆かきに興味をもってらっしゃるとのこと、この日記にコメントをくださいましてありがとうございます。
(たまたま、いま出張中ということもあり、お返事が遅くなって、もうしわけありません。;;)
漆かきの道具は、たいへん特殊なもので需要もほとんどないので、まず一般には流通していないと思います。
…なので、岩手県浄法寺町の「二戸市うるし振興室」TEL 0195-38-2211 にお電話して、「日本うるし掻き技術保存会」の方と代わってもらって、相談してみることをおすすめいたします。^^
>というか・・・素人が漆液など採取してもいいのでしょうか?
おかたい?話で恐縮ですが、まず最初に、漆の木をふくめ、立木は土地の所有者の方の了解なしに傷つけることはできないです。
必ず、地主さんと交渉して、木を買い取る等の準備が必要とおもいます。
こまかいいろいろな事は、保存会の方に直接おたずねするといいと思いますよ☆
…それにしても、好奇心旺盛なおとうさまのためにいろいろ調べてらっしゃるなんて、柳田さんは優しい方ですね。
この機会に、この日記をときどき見て下さるとうれしいです!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
宮崎さん・・・詳しく、丁寧に教えてくださって本当に感謝いたします。
…なので、岩手県浄法寺町の「二戸市うるし振興室」TEL 0195-38-2211 にお電話して、「日本うるし掻き技術保存会」の方と代わってもらって、相談してみることをおすすめいたします。^^
早速、近日中にこちらに問い合わせをしてみたいと思います!!
私の父は、宮崎さんの苗字と同じ…
宮崎県(^^;で、大工の棟梁をしております。昔から、色々なものに興味をもつ、本当に好奇心旺盛な人で、自宅の家具なども市販の漆?などで着色して味わいのあるものを作ったりしているのですが、今度は自分で採取した漆をどうしても使いたい!!と言うか…漆採取がしたい!!と張り切っていてます。
ネット上で色々調べてみましたが、宮崎さんが仰る通り…なかなか入手が困難なんですね↓本当に困り果てていましたところ、宮崎さんのブログを見つけ★縋る思いで、失礼ではないかと心配しつつメールをさせて頂きました。
これから、ちょくちょく宮崎さんのブログ…楽しませて頂きます(^^)♪
また、色々教えてくださいね。。。
追伸…
父は自分の所有する山林があり、その中の木で採取するつもりのようです☆
お返事をくださいまして、ありがとうございます。^^
(二重になったコメントは整理させていただきました)
おとうさまは、九州男児なのですね〜!
いろいろ挑戦してみたい若々しいお気持ちが伝わるようです。
ベテラン棟梁さんなら、木や刃物の扱いはもうお手のものでしょうし… 楽しみですね。
ウルシの木は、もう植えてらっしゃるのでしょうか。
もしまだなのでしたら苗の仕入れは茨城産など、できれば東北産ではないのをおすすめします。(植える土地が南なので、育ちぐあいがかなり違うんです)
おとうさまの夢が早くかなうといいですね☆
こちらこそ、ぜひともよろしくお願い申し上げます。