2014年04月09日

■ウルシの実の脱穀・種の脱ロウをしました。

工房のウルシの木から収穫していた実を、先日脱穀&脱ロウしましたよ〜。わーい(嬉しい顔)
駆け足の内容になりますが、珍しい作業ですのでその様子をご紹介いたしますね。
実(種)は、五色台の漆畑と、工房の庭のウルシの木から採りました。


バッド(下向き矢印)五色台からは2月に収穫をしていました。
五色台の漆畑 和うるし工房あい3
こんなにフサフサと実っておりました。米袋一袋分、とりあえず採っています。


まず、実の中の種を取り出す作業が必要です。
実の枯れ枝や周囲の皮や乾いた果肉をとりのぞき、中の種を取り出します。その作業が「脱穀」ですね。


バッド(下向き矢印)お手製のふるいと槌で、実を叩いて皮をはずします。
脱穀
とにかく、すごい量の枝や皮です。あせあせ(飛び散る汗)
脱穀2脱穀3
ふるいにかけると、不要な部分がゴッソリとれてスッキリします。
詳しくは昨年の ウルシの種の脱穀をしました。をごらんください。ぴかぴか(新しい)


脱穀の終わって出てきた種… 一見、たくさんあるように見えます。
脱穀4
が、ここからが肝心です。生きた種と死んだ種が混在している状態なので、お水に浸けて選別を行います。
この作業をしないと、いくら蒔いてもなかなか苗を得られないということになりまねません。

バッド(下向き矢印)選別中…タップリのお水にひたします。
水通し1水通し2
プカプカ浮く「しいな」を取ると、あっという間にこんなに減ってしまいましたよ〜。ふらふら
まるまるとした実が大量に採れた五色台の方は「しいな」が多く、いい種があまり残りませんでした。
漆のタネの脱ロウ6漆のタネの脱ロウ7
左の写真/片方はしっかり実が詰まって沈み、もう片方は水面にプカプカ浮かぶ空砲なんですよ。
右の写真/この種を割った中身はこんな感じです。(2010年の資料写真)


さて、生きた種を選別できたところで、次は「脱ロウ」という作業が待っています。
ウルシの繁殖の独特の方法ですね…
ウルシの種というのは、種の周囲に堅いロウが巻き付いており、自然発芽しにくいのです。
「木蝋」は、和ロウソクの原料としても有名ですね。
このロウを除去しないと、生きた元気な種だったとしても、このままでは中身は哀れな?囚人のまま…
なんとしても、とっぱらってやらないといけません。手(グー)

脱ロウの方法ですが、「熱処理法」「薬品法」があります。
「薬品法」は硫酸液などの強い酸で焼き、ロウを除去します。
お手軽なので、ここ最近はずっと「薬品法」でやっていたんですが… 今年は松本が「薬品買いにいくのがめんどくさい〜」と言い出したので、今年は久しぶりに「熱処理法」ですることになりました。


では脱ロウ開始〜〜exclamation×2
脱ロウ1お湯投入撹拌
   一斗缶に種と木灰を入れます    →     適温にしたお湯を投入!    →   撹拌します

…このまま一晩置いてロウを抜きました。


バッド(下向き矢印)翌日。お水が黄色っぽくなっています。ロウは取れたかしら??
一日後
洗浄
洗浄して木灰を除去。

バッド(下向き矢印)きらり〜ん。ぴかぴか(新しい) 脱ロウの終わった種です。
水でふやかす
しばらくお水に浸けておき、十分ふやかしてから種まきをします。ハートたち(複数ハート)
それにしても、ちゃんと脱ロウできているのかな〜 実は見た目ではほとんど分かりません。あせあせ(飛び散る汗)
薬品法ですと種皮が焼けていっきに黒くなり、視覚的には分かりやすいんですけど… 熱処理法はもっとマイルドな感じです。

興味のある方は、過去の脱ロウ作業もごらん下さいね。毎回少しずつアレンジしています。ムード
2007年 熱処理法
2010年 薬品法
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posted by 宮崎佐和子 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の植栽
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