2008年01月10日

■「漆の木」の情報を確認してきました。

昨日、松本は塩江町に行って来ました。高松市と合併してしたばかりの山の町の塩江町。(温泉と美術館が目玉です)
目的は、漆の木でした。

実はお正月明け早々に、地元の方からご連絡があり「塩江町に漆の木が生えているらしいので、見てほしい」と、ご依頼を受けたのでした。
それを聞いた松本は大喜び。二つ返事で行きました。
1/10塩江の人と松本
ご案内してくれた地元の方。


さて、くだんの漆の木かも?という木ですが…。
本当に漆の木なのでしょうか。

余談ですが、ふつう漆の木はめったに自生しません。
種が厚いロウに包まれており小鳥が食べて排泄したくらいでは、なかなか発芽にいたらないようです。
里山に漆の木が残っていたとすれば、それはひと昔前にそれを植えて管理していた人がいたということです。漆の樹液は貴重な資源だったので、政治的に積極的に植えられた歴史背景があり、漆を育てた文化が途絶えた地域でもひょっこり漆の木が残っていた、ということもままあります。
香川県の漆といえば香川漆器。それに使われたかどうかは不明ですが、香川県史には、江戸時代の県内の数カ所各地で「漆」に税が課せられていた資料があります。
しかし、現在はもう香川県内に木は残っていない…という見解がもっぱらでした。
もし、本当に漆の木だとすると、なかなかうれしいニュースになります。^^

ただ、心配は1点。

よくあるのですが「ウルシノキ」と「ハゼ・ヌルデ等の他のウルシ科の木」とよく誤認されること。「漆の木らしいから見てほしい」というお知らせをいただいても、よくよくお話を聞いてみると、結局ハゼノキだった…ということもかなりあるのです。
しかし、松本は場所が「塩江町」と聞いて、ほぼ確信しているようです。(資料の漆の課税は、塩江町の安原を中心に多くあった)


さて、その「漆の木」の場所に案内していただきました。
これが…。バッド(下向き矢印)
1/10塩江の漆の木1
樹形がかわっているけど…
かなり漆の木に似てる…exclamation
(場所は、道路端でした)

1/10塩江の漆の木2
蔦とかからまって苦しそうですが
近寄ると、ますます似ています。

1/10塩江の漆の木3
やった、漆の木でした。

わあ、よかったです。^^
ご案内してくれた方も「そうか!」とうれしそうでした。晴れ
漆の木と分かったなら、地元で有効に活かしたい…という考えが無いわけでもない、ということで、私たちとしても嬉しい話です。もし、何か実現するなら積極的にお手伝いしたい旨をお伝えしました。

この漆の木ですが、松本によると写真の撮影場所の木の個体以外にもそれらしいのが数本あったそうです。でも、そこはあまりにも蔦や他の樹木が覆いかぶさり木が変形し、特長が分かりにくくなって、漆の木かどうかははっきり分からなかったんだとか。
また、それらの木は「マケの木 (かぶれる木)」ということで嫌われて何度も切られていたのでした。(現在の漆の木の宿命?ですね)
そして、今は積雪で見られませんが、別の場所にもそれらしい木があるんだそうです。

それにしても、新年そうそうにいいものが見られて、やっぱりうれしいものです。ムード


posted by 宮崎佐和子 at 22:15| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録
この記事へのコメント
漆の木の貴重さが、よく伝わってきます。
声がかかってさっそく、見に行かれるってやはり素晴らしいです。よい収穫もあって春から縁起がいいですね。
Posted by ききょう at 2008年01月11日 06:21
ききょうさん、こんばんは!

この工房を立ち上げてから「漆の木があったら教えて下さい」とアピールしていたのですが、数年経って、こんな楽しい話が舞い込んで、やっぱりうれしいです。(仲介してくれた方は、工房の初作品展を高松でしたときのお客様でした)
忘れずにいてくださったんだなあ、と。^^

本当はうるし掻きできる木があればもっとすごいのですが、なかなかそういうわけにはいきませんが…。
今年もいい年になるような気がします。
Posted by 宮崎佐和子 at 2008年01月11日 23:18
んん〜〜
これが漆の樹ですか〜〜
我が家の近くにある樹は、違うような似ているような・・・

そんなに簡単には自生していないって言われるくらいですし・・・汗
今しがた見てきたんですが、樹の肌がメロン?見たいに縦にしま模様になっていました・・・
やっぱり違いますかね〜〜?

ってネットで調べれば良いんでしょ〜〜って言われちゃいそうですね〜〜

過去記事にすみませんでした。
Posted by タッキー at 2009年09月11日 18:00
タッキーさん、おはようございます!
お返事がひじょうに遅くなってしまい、申しわけありません。 ^^;;

長野県は、いまでも漆かきをされている方がいらっしゃいますよ。
以前、松本は研修で鬼無里村在住のもと漆かきの男性(当時83歳)を取材したことがあります。(すいません、すぐに思い出せず、うっかりしていました ;;)
http://konohadayori.sblo.jp/article/27328302.html

タッキーさんの見つけた木も、もしかしたら本当に漆の木かもしれませんよ!? 
もし、機会がありましたら、鬼無里村の方に見ていただけると確実かとおもいます☆

それにしても、自然のものがお好きなんですね。^^
これからも、ぜひよろしくお願いいたします。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年09月14日 03:54
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