そういえば、子供の頃って一日一週間一ヶ月一年が経つのがものすごーく遅くて、永遠に時が続くのかのような気がしたものです。
人生の中では特に小学校の6年間が、日本史の縄文時代の一万年に匹敵するかのごとく長かった…。

まだ1才の娘にとっては、一日が大人の想像がつかないほど濃厚な時間なんでしょうね。
慌ただしい毎日なんですが、一日を大事に過ごす心のゆとりは必要だなあとちょっと反省です。

さて、そんな今日は…。
娘とヤマモモの実を摘んできましたよ。



以前から木のある場所を確認していたのですが…。
春に花が咲き、もうそろそろかな〜と思ってその場所に足を運んでみたらバッチリ実が熟していました。

ヤマモモはヤマモモ科ヤマモモ属の常緑高木です。
香川県ではよく街路樹で植えられています。この時期になると熟れた実が地面に落ちて周囲が赤く染まっているのをよく見かけます。
娘は地上に転がった実をうれしそうに集めて、地面に並べたりとおおはしゃぎでした。
以前からヤマモモという木が存在することは知っていたんですが…。
私の中では「地味な木」「地面にいっぱい実が落ちて掃除が大変そう」というだけの認識でした。
しかし、新田聡子さんの「野山のデザート」を読んで、このヤマモモの実が美味しいと知ってびっくり。
そう知っちゃうとちゃっかりしたもので、今年はヤマモモの地味をぜひ味わってみたいな〜と思っていたのでした。
ヤマモモは個性的な香りと強烈な甘酸っぱさ、口の中が染まるのでは?と思うくらいの濃い赤〜い果汁の果物です。


ヤマモモの砂糖漬けです。グラニュー糖をヤマモモの重量の1割程度をまぶします。
これを凍らせると、長期保存可能なヤマモモシャーベットの出来上がり

とても野性的な味わいで、さっそく娘と一緒にこのワイルドなおやつを楽しみました。
甘酸っぱ好きの娘は、目を白黒させながら?次々と食べちゃいました。(しかも種ごと… - _ -;)
身近な季節の実りって、地味なんですがほんとうに素敵ですね。
一部はこの簡単シャーベットしました。
そして残りは定番のジャムにしてしまう予定です。


松本の育てているアサガオの鉢の横で、お昼寝中のミルちゃんです。
自分で毛をむしるクセがなかなか治まらず、
あちこちに白いハゲができております〜。