2015年09月01日

■ショップ和×和に、松角皿とお箸のセットをアップしました。

続いている秋雨のおかげで、涼しい9月のはじまりです。
先日は、娘が生まれて初めて美容室でヘアカットをしました…! 生まれて2年10ヶ月、一度私が前髪の先っぽをちょこっと切っただけで、ずっと伸びっぱなしでした。あせあせ(飛び散る汗)
しかし、隣町に新しくできた美容院さんに、スポーツカーの椅子に座って、DVD観ながらキッズ用のカットをしてくれるところが見つかりまして、ついに5cmほど毛先をそろえました。今年は七五三なので、短くできないんですが、ほうき星のようなボウボウヘアからは少しましになりましたよ〜。
世の中には有り難いサービスがあるものです…。

さて、毎月1日のみに更新の「店長の特選品」。
今日はショップ和×和に、こんな店長の特選品をアップしたので、ご紹介したいと思いまdす。


バッド(下向き矢印)秋の味覚をいただく3点セットです。
2015IMG_0644.jpg

松の長角皿、手削り箸、木彫の箸置の渋いセットですよ〜。
マツ材の器は、今回初登場ですね。タイミングがあって、今年の春に仕入れたマツから制作しました。ムード
※仕入れたマツ材、カエデなど
ふだんは仕入れることのない材ですから、私も注目していましたよー。


バッド(下向き矢印)全体に彫刻刀ではつりを入れています。
松の角皿 国産漆_0497.jpg
今まで角皿は、桐や栗などを使う事が多かったです。針葉樹の材ははじめてかも…。
マツは、少し前では香川県でもよく器に使われていましたが、最近はあまり見ませんねえ。昭和の頃は、松の角盆とかよく見かけました。侘びた風情がとてもよかったです。
マツは樹脂分を多く含む材で、広葉樹と異なる独特の木目を持っているので、近くでごらんになっても楽しいかもしれません。


バッド(下向き矢印)両端が立ち上がり、手に取りやすい形状となっています。
matukakuzara_0494.jpg
長角皿なので、お料理の盛りつけがしやすいと思います。ムード 幅が33cm、奥行が16.7cmとゆったりサイズなので使い出がありますよー。なのに、重量はたった265gですから、木のお皿っていいなと思います。
このお皿はすり漆仕上げです。中塗りの漆に備長炭を混ぜた黒漆を塗っています。
木目は透けて見えますが、木地溜よりもきりっと引き締まった印象のお皿となりました。わーい(嬉しい顔)


バッド(下向き矢印)セットのアクセントの箸置にも注目です〜。
2015IMG_0622.jpg
ヒノキ材で彫った、木彫の蓮根さんです。可愛いでしょ〜。ハートたち(複数ハート)
ヒノキの木目がより蓮根の質感を引き出していると思います。そして、お箸を置いた時の安定感もバッチリです。小さくてもとても凝った箸置です。

9月の特選品は、もう1点あります。ちょっと長くなりましたので、片方の特選品は明日ご紹介しますねexclamation


2015IMG_0473.jpg
さて、今日のおまけ写真は… 木工場でクネクネするうり坊です。

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2015年08月25日

■ショップ和×和に、シンプルな朱溜無地のお椀をアップしました。

今日の夕方5時で、高島屋京都店さんでの作品展が終了します。1週間って早いですねexclamation
台風が日本通過していきましたが…。松本は今夜帰ってくる予定なのですが、台風となんとか、かぶらなくてすむでしょうか。あせあせ(飛び散る汗)
京都でのお土産話が、たのしみですよ〜。ムード


さて、久しぶりに?ショップ和×和にお椀をアップしたので、今日はそれをご紹介したいと思います。


バッド(下向き矢印)朱溜のお椀4客ですよ〜。
純日本産漆のお椀 
栃椀といいます。どれも朱溜の無地でベーシックな形のお椀です。
それぞれサイズが異なりまして、12cm1客、12.5cm2客、13cm1客です。
いま、ショップでご紹介している栃椀は、銀彩のものが主流だったので、シンプルな12.5cm無地もあったほうがよいかな?と思いました。

赤いお椀は、見ているだけで郷愁をそそられますね…。


バッド(下向き矢印)こちらは、12.5cmサイズのお椀です。
和うるし工房あい の純国産のお椀 漆器 松本和明
朱溜は朱の顔料の違いや制作時期により、色味の個体差がかなり出ます。
また、朱の中塗りの上の溜の厚みや塗りの回数により、色の濃さがかなり変わって印象も違ってきます。
この12.5cmサイズのお椀は、色は明るくて華やかな感じなんですが、もうひとつの12.5cmのお椀は、落ち着いた色味ですよ。ぴかぴか(新しい)

また、この栃椀たちの魅力の一つに、容量が大きめ ということがあげられます。
ショップ限定のお椀に、和×和のお椀(11cmの汁椀、11.5cmの飯椀)がありますが…。
初心者向け、万人向きというコンセプトで制作しているので、容量やや小ぶりのお椀です。中には、もの足りない、もっとゆったりとご飯やお味噌汁を入れたい、という方も多いのではないでしょうか。
この栃椀たちは、和×和のお椀と同じデザインラインのお椀で、大きめサイズとなっているんですよ〜。

ちょっと比較して見ると…。


バッド(下向き矢印)左は径11.5cmの和×和の飯椀、右は12cmの栃椀です。
和×和のお椀との比較2
径が0.5cm違うだけで、かなり大きいですね〜。
容量も左(和×和の飯椀)は約360ccなのに対し、12cmのお椀は約410ccと50ccくらいアップします。


バッド(下向き矢印)こんどはもっと大きい栃椀と比較します。
和×和のお椀との比較1
左は径11.5cmの和×和の飯椀、右は13cmの栃椀です。
もう、ぜんぜん違いますね〜〜。あせあせ(飛び散る汗) 13cmの方は約530ccくらいの容量があります。170ccもアップするんですね。
この13cmの栃椀くらいのボリュームになると、お雑煮も窮屈でなく入りそうですよ。

また、ごゆっくりごらんくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_0466.jpg
さて、今日のおまけ写真は…。
台風の風にあおられるウルシの木ちゃんです。そんなにすごい暴風雨でなくてよかったー!
昼過ぎの今は、かなり落ち着いていますよ。
いま、接近している地域の方はお気をつけくださいね。

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2015年08月07日

■ショップ和×和にビールカップをアップしました。

2才10ヶ月になった娘ですが、ちゅうちゅう(指しゃぶり)が止まりません。ふらふら
生まれていつのまにか、右手人差し指&中指の2本をくわえておりましたよ…。赤ちゃんの時の写真は、指をくわえている写真ばかり。あせあせ(飛び散る汗) 秋には3才になるのに… やめさせたい〜〜。(もうやめようネと話すと、娘は『キャハッ』と笑って、わざ口に指を入れます。この〜むかっ(怒り)
実はね、指しゃぶりをやめさせる奥の手が、この世にはあるらしいのです…。激しく苦いマニキュアというものが。(キャ〜〜〜) ただいま注文中なので、ちょっと怖い気もしますが、いつかためしてみようかと思ってます… ハア〜(ためいき)

さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。



バッド(下向き矢印)ショップ和×和にビールカップをアップしました。ムード
漆のビールカップ 国産漆
朱溜変わり塗りと、黒溜の2種です。黒溜は、半透けの黒なので透明感がありますよ。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)材はどちらも国産ケヤキ材です。
漆のビアグラス 国産漆100 国産うるし100%
しかも薄挽きなので、とっても軽い。どっちも100gもありません。
(朱溜は72g、黒溜はなんと54g) 容量は300ml近くあります。

b_0053.jpg
beer_9981.jpg
どちらのビールカップも、ケヤキ材の魅力の一つ、力強い木目を楽しめるのがチャームポイント。
黒溜は、半透けなので強い光線で木目がキラキラ光ります。
朱溜のほうは、木目そのものが変わり塗りの「しかけ」となって、塗りの景色になっているんです。ハートたち(複数ハート)


バッド(下向き矢印)薄づくりの口ふちにも注目ですexclamation
beer_0009.jpg
上品に、軽やかにビールが口の中にはいります。かなりリッチなかんじ…。
いつものビールが、すこし違った感じになります。ストレートタイプのフォルムなので、味の軽いビールがより似合うかもしれませんね。

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こちらのイメージ写真は、自宅用のビールカップです。漆と木のカップも、もちろん冷蔵庫でバッチリ冷やせます。
冷た〜いビールを注いでどうぞ。ぴかぴか(新しい)

しかし、この暑さもいつまで続くんでしょうか…。たらーっ(汗)
雨の少ない香川県、梅雨が去ってからほとんど雨が降っていないので、文字どおり外はカラカラになっています。(苗木の水やりがたいへんだ…)



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今日のおまけ写真は… またむぎ君ですかッexclamation×2
玄関タイルの上が涼しいらしいです。工房のあちこちでゴロゴロしているので、しょっちゅう目が合って暑苦しいです。

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2015年08月01日

■工房初期のお椀をアップしました。

もう8月!月が変わるのがとっても早く感じます。あせあせ(飛び散る汗)
さて、すぐ完売になってしまいましたが、毎月1日恒例の「店長の特選品」をショップ和×和にアップしていますよー。
工房初期(〜2005年)作のお椀です。今日はそれをご紹介したいなと思います。わーい(嬉しい顔)

全部で4客あります。もうこの手のお椀はほとんど残っていないと思っていましたが… 数年前、とある事務所に貸し出していたのがひょっこり戻ってきまして、それを出すことにしました。おそらく、ショップでご紹介する器の中で、最古の漆を上塗りに使っています。


バッド(下向き矢印)おおまかに分けて、このつや消しの大常椀2客。
和うるし工房あい  工房初期のお椀
このつや消しのお椀は、霞がかかったように、ぼーーっとしています。スモーキーな感じですね。
こちらは2003年産、岩手県の大森俊三さんの裏目生うるしが上塗りです。


バッド(下向き矢印)そして、このつやありの小常椀2客です。
工房初期 レア椀 阿波漆 阿波うるし 徳島の漆
こちらは、松本和明自身が2001年に自分で採取した、徳島県の阿波漆を上塗りに使っています。※年表
キラキラと明るく、スカッとした陽気な感じのする漆です。

…こうして並べてみるだけで、ぜんぜん別のものに見えますよね…。(極端?)
工房スタート時は、こうしたマニアックな漆しか持たずに発車しました。まだ国産漆の知名度が低く、漆器に使われる天然漆の産地なんて、まったく関知されていない時代でしたので、ぜんぜん受けませんでした。たらーっ(汗)
その後、工房の仕事が進み、大森清太郎さんや茨城県の飛田さんなど、世間一般的な漆らしい表情の漆も仕入れるようになり、バリエーションが増えました。


バッド(下向き矢印)大常椀(縄文黒)。
大常椀(縄文黒)化粧箱入り1
大常椀(縄文黒)化粧箱入り2
粒子の大きさの異なる種類の炭粉を使い、独特のテクスチャを作りました。
大森俊三さんの裏目漆がそれをさらに引き立てています。


バッド(下向き矢印)大常椀(木地溜)です。
大常椀(木地溜)和うるし工房あい
yeyaki_9944.jpg
…いっさい顔料を入れない生のうるしを塗っているのですが…。すごく技巧を凝らしたようなお椀になりました。あせあせ(飛び散る汗)
大森俊三さん、おそるべしです。がく〜(落胆した顔)

この頃は、大森俊三さんもお若く、また仕事も脂が乗り切っていた時期で、またこの頃は気候もたいへん良く、信じられないような神がかった漆をたくさん採られていました。
また、ご自身のお仕事が思うような評価が得られない時代で「それでも自分がいいと思う漆を採る」という信念でお仕事をされていました。
「分かる人だけが分かれば良い」という、世間に媚びない漆だったのですね。そんな職人さんと芸術そのものと言える漆に出会えて、本当に幸せだったと思います。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)その大森俊三さんの漆掻きの弟子、松本和明の漆です。阿波漆の小常椀(欅木地溜)。
阿波漆、徳島県産漆のお椀 松本和明 和うるし工房あい 2
waurus_9891.jpg

tokusima-urusikaki.jpg今は中年のオジサンの松本も、当時はまだ31才。若く理想にあふれていました。
2000年に岩手県二戸郡浄法寺町へ、日本うるし掻き技術保存会の研修生として漆掻きの技術を習得したばかり。
大森俊三さんの技術と信念に心打たれ、自分の追求する漆を得たいとギラギラしていましたね〜。
阿波漆100%のお椀はもっと際立っていますよ。





バッド(下向き矢印)そしてこんなものも作りました。阿波漆の小常椀(変わり塗り)。
waurus_9812.jpg
私がひそかに「サビ猫みたい…」と思っているお椀です。
金沢わん・One大賞2005に出品し、優秀賞を受賞した「tea bowl」というお椀の制作にあたっての習作となります。

今回ご紹介したうち、うち3客のお椀が、塗り肌にやや難がありますが、おひろめしました。
すでに販売済みになって恐縮ですが、たくさん写真を撮っていますので、ごらんくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)

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2015年07月26日

■工房初期のお椀が戻ってきました。

四国もやっと梅雨が明けましたね〜。わーい(嬉しい顔)
昨日は、娘を連れて、陸上自衛隊善通寺駐屯地の花火大会へ行ってきました。
娘にとっては生まれて初めての大きな花火です。夜
ドドーンと花火が打ち上がると、最初はびっくりしたのか、うつむいていた娘ですが、だんだん慣れてきて?「はなび!」「おっきいよーキャハッ」と手を叩いて見ていました。小さい子は打ち上げ花火やお獅子が怖かったりしますよね。(泣いている子もいました…) いちおう喜んでよかったです。
自衛隊の納涼行事、はじめて行ってみましたが… なかなかよかったですよ。戦車みたいなのや自衛隊の車両も見ることが出来て、チビッコだけでなく大人にも大人気でした。
自衛隊さん主催の模擬店もあって、夏祭りらしい軽食やおもちゃも売っていたようです。場所のせいかガラの悪いお客さんは来ていないし、行儀の悪い人の出すゴミもほとんど落ちてなく、健康的な感じで、行事もピシッと時間内で終わって消灯していました。
花火しか見ませんでしたが、来年はもっと早めに来て楽しみたいな〜と思います。ムード


バッド(下向き矢印)さて、そんな今日はこれをご紹介しますね。
工房初期 レア椀 阿波漆 阿波うるし 徳島の漆
いろいろなお椀の登場です〜。
じつはこれ、工房初期(2005年前後制作)のお椀なんです。以前はそこそこ残っていましたが、何度も在庫を整理して、この手のお椀は、もう出尽くしたかなあ〜と思っていました。
ところが! すっかり忘れていたのですが、数年前に見本としてお椀やカトラリー類をある事務所に預けていたことがあり、それをひょっこり返していただきましてあせあせ(飛び散る汗) タイムカプセル状態で、懐かしいお椀もその中に混じっていました。
松本が2001年に自分で採取した、徳島県産漆(阿波漆)を上塗りしたお椀もありましたよー。これぞほんとにレア漆ですね〜。
通常の検品では、塗り直しに戻すような塗り肌の難が少々ありますが、もったいないのであえてこのままショップでご紹介しようかな、と考えています。
8月1日の店長の特選品として出しますので、またアップしたら詳しくご紹介しますね。わーい(嬉しい顔)



自衛隊 花火 善通寺さて、今日のおまけ写真は…
昨日見た花火です。(スマホで撮影)
規模は小さい花火ですが、間近(自衛隊の敷地内で打ち上げ&鑑賞)で見たので迫力ありました。

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2015年07月19日

■ショップ和×和に角皿を3種アップしました。

今日から3連休ですね。すっかり忘れていました…。ふらふら
エネルギーあふれる娘とどう過ごすか悩みます。
今日は近くの公園に行き、夕方はこれまた近くの浜辺に行って遊びました…。(節約コース)
先日の健康診断で、私は驚きの低血圧を指摘されまして、子供と外遊びをすると、なんだか苦しいです。細かい数値は忘れましたが、上の血圧は88くらいで90ありませんでした… エーッなぜ??
たしか出産前は血圧が高めで上が140近くの時もあったのに、産後からどんどん下がって安心していたんですが、なんかさがりすぎのような…。病院では「高いよりはいいんじゃない?」みたいな感じで、あまりとりあってくれませんでした。たらーっ(汗) 
なぜだろう?とにかく運動不足は確実なので、なかなか難しいところですが身体を動かすように工夫したいなと思います。

さて、そんな今日はショップ和×和に角皿を3種アップしましたのでちょっとご紹介したいと思います。



バッド(下向き矢印)サイズグラデーションでそれぞれ色が違います。ムード
2015IMG_9784.jpg
20×18.5cmの木地溜の栗の角皿、22×21cmの朱溜の桐の角皿、25×24cmの桐の木地溜の角皿です。

預けていたお店から戻って来たり、ひょっこり出て来た角皿たちです〜。
たまたまサイズもグラデーションになり、面白いとおもってのご紹介です。数年前、このタイプの角皿はまとめて作りましたが、最近は木地を仕立てていないのでちょっと今後の制作は未定です。あせあせ(飛び散る汗)


バッド(下向き矢印)こちらは、栗の角皿です。
kurikakuzara_9740.jpg
角皿は、桐のものが多かったので、ちょっと珍しいかもです。
クリ独特のはっきりした元気な木目が特長です。この木地溜カラーも色味が鮮やかで健康的な感じがしますよ〜。

kurikakuzara_9724.jpg
この角皿はシンプルですが、持ち上げやすい、料理を乗せやすい形になっています。 ハートたち(複数ハート)


バッド(下向き矢印)こちらは、朱溜の角皿。
2015syudamekakuzara_9777.jpg
角皿は、黒溜、木地溜をメインで制作していたのですが朱溜も少々作っていました。
はつりあとの面白さをストレートに感じます。ちょっと大きめの22×21cmサイズ。


バッド(下向き矢印)25×24cmの桐の木地溜。
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上の2枚は、茨城県の飛田祐造さんの盛辺機械精製漆が上塗りですが、この角皿は2008年岩手県の大森俊三さんの末辺生うるしです。
大森俊三さんの秋の漆は面白い表情のものが多いんですが、これも独特の表情をしています。木目とあいまって、複雑に輝いてとても魅力があるんですよ〜。
精製していない、なまの漆の力強さがあるような気がします。ぴかぴか(新しい)

一見、シンプルな角皿なんですが、ふと気がつけば、いろんな方にご愛用いただいています。
魅力の一つは、驚きの軽さでしょうか? いちばん大きいお皿も何と一枚150g未満です。
同じサイズの陶器のお皿だったら、かなりの重量があって、洗うときもそれなりに力が要りますが、このお皿たちは素軽く扱えます。
連休の間に、見て楽しんでいただけますと嬉しいです。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_9314.jpgさて、今日のおまけ写真は…。
今日も元気なむぎ君です。
現在のゴハンは、大嫌いなビルバック。食が進みません…。
このビルバックがなくなると、好きなヒルズの袋が待っています。


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2015年07月01日

■ショップ和×和に粋な晩酌セットをアップしました。

もう今年も半分過ぎてしまいましたね。
ショップ和×和では、店長の特選品をアップしましたので、ちょっとご紹介したいと思います。わーい(嬉しい顔)


バッド(下向き矢印)今月はこのセットが特選品です〜。
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2015_8553.jpg

シンプルさが潔い…。粋な晩酌4点セットです。ハートたち(複数ハート)
このセットは、欅朱溜切立深皿、金箔ぐいのみ、手削り箸、梅の箸置 の組み合せとなります。中でも今日はこの深皿を中心にご紹介しますね〜。


バッド(下向き矢印)欅朱溜切立深皿。
kittate_8617.jpg
径 22.4cmのお皿です。材は石川県産のケヤキ材。
「切立」と呼ばれる、古典的な形をしています。急に立ち上がったふちが特長で、やや硬質なフォルムです。
松本自身の手による木地製作ですが、ペーパーを使って仕上げはしないで、ひたすら刃物だけで切って挽きあげたソリッドな木地を使ってます。
そのせいで、よりスタイリッシュでクールな雰囲気をかもしているかもしれません。


バッド(下向き矢印)けっこう深さがあります。
kittate_8626.jpg
一人用のお皿として、またトレイのようにも使う事が出来ますよ。

そして、小判形のめんぱ弁当箱(400ml、500mlサイズ)のオーダー枠を、少しですが追加しています。ムード
気になる方はぜひのぞいてくださると嬉しいです。


2015IMG_8960.jpgさて、今日のおまけ写真は…

木工場の中2階の物置内にある、「ミルとうり坊の部屋」で鎮座するミルミルです。
いちばんの古株のミルミル…。今月7月で12才になります。
彼氏も去り、最近元気がないので、お祝いして可愛がってやらねば^と思います。

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2015年06月13日

■ショップに根来風の朱溜皿をアップしました。

ショップ和×和に、工房のものにしてはちょっと珍しい?朱溜皿をアップしました。
もう販売済みのものもありますが、今日はそれをご紹介いたします。ムード


バッド(下向き矢印)径20cm前後のお皿になります。
2015IMG_8509.jpg
材はトチ、ぽってり厚めのお皿です。
ほとんど思いつきで、もんきりで根来風のお皿にしたらどうだろう…?とためしに数枚制作しました。
…しかしながら、意外にも大変でたらーっ(汗) たくさん作るのはムリと思い、続けて制作するのはあきらめました。
なので、今回はサンプル品価格でご紹介しています。かなりお得にしていますので、気に入って下さる方がいらっしゃれば…と思います。あせあせ(飛び散る汗) とりあえず先行して完成した2枚のご紹介です。
左のお皿は雪の模様、右のお皿は柿の花です。レトロでありつつ、ちょっと新鮮みも感じますが、江戸時代から親しまれている紋様となります。


2015IMG_8451.jpg
一見、シンプルですが、ぷっくり模様にはいろいろ仕掛けをしており、このような表情になっています。


バッド(下向き矢印)模様の拡大。
2015IMG_8449.jpg
いったいどのようにしているか、ザックリと説明しますと…。
厚めの和紙を切り抜いたモチーフを糊漆で貼り、下地でならし、中塗りのほかに模様の部分は黒漆で塗り重ねをしています。そして全体を朱漆で塗り込み、模様の部分のみ研磨して下の黒漆を少し出し、そして上塗りをしています。
…なんだか、着物の織り模様のようでかわいいでしょ? でもけっこう大変でした。ふらふら


バッド(下向き矢印)一人用のお皿におすすめです。
2015IMG_8528.jpg
また、干菓子盆として、季節のお干菓子を柿の花の模様にあわせて並べると可愛いですよね。

…そういえば、朱溜の南天のめんぱ三段重箱 も同時期ごろに制作したような気がします。
また作ってはと言われたことがあるんですが、この時に力を入れ過ぎて?なんだか疲れてしまって、新しくは制作していません。
でも、漆の特性を活かした楽しい表現だったので、また新しい形で登場させることができたらいいなと思います。ムード



2015IMG_7985.jpgさて、今日のおまけ写真は…
娘がつかまえた小さなブイブイちゃんです。水辺で流されかけていたのを偶然キャッチしました。
その後、ハッとしたようにブイブイちゃんは飛んで行ってしまいました。
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2015年06月07日

■ショップ和×和に、工房初期の孫椀をアップしました。

毎日、午後2時〜4時ごろに猛烈な眠気に襲われます。ふらふら
今日も意識が遠くなりましたが、気合いでビックウェーブをなんとか乗り越えました。この眠気さえやってこなければ、日中もっと仕事がはかどるのに… ブツブツ。
そんな大波を乗り越えながら?今日はショップ和×和に、お椀を追加しました。


バッド(下向き矢印)ラッパ形の孫椀たちです。ムード
2015IMG_8391.jpg
どれも工房初期(2003〜2005年頃)に制作したものです。
完成しないまま、置いていたものを最近上塗りをして仕上げました。上塗り漆は最近使っているものですが、中塗りまでの漆や作風は、当時の岩手県産の漆だけを使っています。
…こうしてみると、当時もいろいろ漆の表情にチャレンジしていたんだなーと思いました。


バッド(下向き矢印)絵付けした孫椀。
2015IMG_8254.jpg
日輪をイメージした紋様なのですが、アクセントに金箔をあしらうのも当時少し行っていた表現でした。
今の作風を見慣れていると、ちょっと新鮮に感じます。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)こちらは縄文黒のお椀です。
2015IMG_8353.jpg
2種類の炭粉を使って、このような表情を作りました。当時、松本が縄文時代の黒い漆に憧れて、しきりに制作していたものです。
…使っている漆の量もかなりなものです。他の孫椀と比べると、持った時の感触や重みがぜんぜん違うですもん。あせあせ(飛び散る汗)
こうした一般的な「漆」のイメージからかけはなれた表情は、面白いと思います。


バッド(下向き矢印)こちらは、ベンガラ溜の変わり塗りです。
2015IMG_8218.jpg
前回ご紹介した、赤い粥椀とほぼ同じ手法で仕掛けをした変わり塗りです。極薄でベンガラ漆・生漆をランダムに重ねてこの表情を生み出しています。赤い粥椀もベンガラ溜でしたが、異様に鮮やかな赤でした。
こちらの孫椀は、このように落ち着いた雰囲気の渋い赤色です。

こうして並べて見るとたのしいですね〜。当時の木地と漆を思い出して、懐かしくもあります。
当時は、今の工房のネコさんたちのうち、ミルミルがいるかいないかの頃ですから… わあ〜。
ごゆっくり見てくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8345.jpgさて、今日のおまけ写真は…

今年は咲きました! ハスの水槽に入っている、キンギョモ?のお花です。
水草なので、ずっと水中なんですが、なぜかお花は水上に伸びてきてヒッソリと咲きます。

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2015年06月01日

■ショップ和×和に漆の花器をアップしました。

もう6月になりましたねー。ほんとに暑いです。
ショップ和×和に、店長の特選品をアップしましたので、ごらんください〜。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)6月のおススメは花器です。
2015IMG_8110.jpg
左の3つは、先日、松本が木工旋盤で挽いていた新作となります。

2015IMG_5829.jpg
白木地のとき。
新しく買った木工旋盤の刃物、HAP40を使ったところ、まあどういうことでしょうexclamation
木地の内側がどんどん削れて、今まで見たことのないような形状の木地を得ることができました。
その仕事を活かして、作ってみたかったフラワーベースを製作したというわけです。







…季節のお花をいろいろ買ってきて、素人なりにいろいろ生けてみるのはとっても楽しかったです。あせあせ(飛び散る汗)





バッド(下向き矢印)工房のお庭のスイレンが咲いたので生けてみました。
2015IMG_8137.jpg
爽やか〜。スイレンって、規則正しくお花が開いたり閉じたりして、とてもいじらしいです。


バッド(下向き矢印)定番のヒマワリでライオンのシルエットです。
2015IMG_8045.jpg
いずれも、黒溜のフラワーベースを使いました。
クス材で挽いた木地で、円錐を思わせるような形です。剣山などは使っていません。そのままお水を入れて生けています。


バッド(下向き矢印)赤いフラワーベースに赤いお花。
2015IMG_8113.jpg
こちらは朱溜変わり塗りのフラワーベースです。小さいです。上の黒溜ときょうだいです。
赤い小菊を生けて、かわいらしく。いちばん小さく、口がすぼまっているので、一輪挿しにも向きそうです。

ほか、木工旋盤の木地以外にも、ちょっと変わった素材の花器をご紹介しています。


バッド(下向き矢印)マダ樹皮の花器です。
2015IMG_8079.jpg
マダ…というと、ちょっと聞き慣れないですが、シナノキのことです。(シナとありますが、国産ですよ〜)
この木の樹皮をスポッと剥がし、その皮を使って器にしているという、いっぷう変わったものです。

3/6マダの皮はがし8

今までマダは2回仕入れたことがあります。どちらも漆掻き職人さんからです。
1回目は長野県の和田佐七さんより。
2回目は岩手県の大森俊三さんからでした。
このマダ樹皮を使って漆掻きの道具の一つ、「タカッポ」が作られています。なので、漆掻き職人さんにとってはとっても身近なものなんですね。

漆掻きの道具
漆掻きの道具、左よりタカッポ、掻きカンナ、掻きヘラ、掻きカマ。

…まさに丸太が届くというわけなんですがあせあせ(飛び散る汗) この丸太ん棒を脱皮させるのには、少々テクニックがいります。
とまあ、裏舞台をあかせばきりがないんですが、たらーっ(汗) 形も素材もきっと珍しいと思われる花器たちをゆっくりごらんくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)

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