2014年05月01日

■可愛い一人飯器です。

今日も子供と出水へ行きました…。
一時間ほど頑張って、川エビやメダカを採ったんですけど、娘ははしゃいでもうびしょ濡れです。ふらふら
水晶のように水が澄んでいるので、いろんな魚がスイスイと泳いでいるのがクリアに見えるんですけど、なかなか捕獲できなくて私の方が悔しくなります。(^ ^;)
メダカくらいが関の山ですね〜。名前の分からないすばしこい川魚は仕方ないけど、ヨシノボリは採れそうな気がして狙っていますが、ヨッシーもぼーっとしているようではしこいです。あせあせ(飛び散る汗)


さて、そんな今日はもう5月。
ショップ和×和にアップした特選品をご紹介したいと思います。


バッド(下向き矢印)ちょっと思い入れのあるものです…。小さな飯器です。
一人飯器1

以前、ご紹介した記事はこちら。
独特の形の蓋付きのうつわなんですが、香川漆器の一つです。
「一人飯器(いちにんばんき)」という名称で、名前のように本来一人分のご飯を入れる飯器です。もともとはこの飯器がぴったりおさまる小さなお盆としゃもじがセットになります。
もうかなり古い木地で… 40〜45年くらい経っているらしいです。
松本の父親の師匠、つまり師匠の師匠の工房にあったものです。
父も師匠ももう亡くなりましたから、長い年月をかけて今回ご紹介したことになります。


一人飯器2

「亀甲鑿目」と言われる、独特のはつりあとを生かすべく、ツヤのあるすり漆に仕上げにしています。
ほか、はつりのないもの、線筋のあるものなどのパターンがあるそうです。※線筋タイプはこんなのがあります。

あ、そういえば…!


バッド(下向き矢印)「うかたま」さん2014vol.34 に、香川漆器の飯器が…。
うかたま
「ニッポンの定食」という特集なんですけど、高松市の「しるの店おふくろ」さんの定食の写真に、しゃもじ付きの飯器が写っていました。ムード とっても可愛いですね〜。

この一人飯器の木地は、残念ながら、これでラストらしいんで今回ショップでご紹介してみました。
二人用か三人用か未確認ですけど、他のサイズはまだ少しは木地の在庫があったような? 
あらためて香川漆器って、のんびりした香川県らしくていいなあ〜と思いました。



戦果さて、今日のおまけ写真は…

娘との戦果の川エビちゃんです。私たちに捕まって大迷惑〜。
娘がお父さんに見せると身振りで言ってきかないので、工房の庭のスイレンのたらいに入りました。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) |   和×和の商品開発

2013年08月25日

■挽き目入りのフリーカップです。

この週末は、西日本を中心とした降雨でカラカラの日照り続きの香川県にたっぷりの雨が降りました。雨
ひりひりした火傷の上に降り注ぐ清水のようで、畑の作物も喜んでいることでしょうね。
もちろん、工房のウルシの木たちも大喜びです。わーい(嬉しい顔)

さて、この土日も京都の作品展会場では、多くのお客様にご来場いただきました。
本当にありがとうございます。ムード
火曜日までのあと二日となりますので、ぜひお寄りくださいね。


ここでちょっとお知らせです。


バッド(下向き矢印)ショップ和×和にフリーカップをアップしました。
フリーカップ 挽き目入り 国産漆100%
黒と朱の艶なしです。最近登場した、淡い挽き目のついたバージョンなんですよ〜。

freecup 国産漆100%

少し挽き目がつくと、表情が変わって面白いですね。ぴかぴか(新しい)
日記ではお知らせしませんでしたが、先日アップした朱溜の艶ありと同時期制作のカップですが、上塗り漆が違うのでこんなに雰囲気の異なるものになりました。ちょっと大人っぽい感じですね。^^
もともとフリーカップは、塗りの新開発のためのサンプル品として作っているのですが、今回も新しい表現を模索するために、試作したものの一部になります。(開催中の京都の作品展会場にも少し出品しています)
木工旋盤の扱いがこなれてきたので、ちょっと方向を変えた視点で松本もいろいろ試しているようです。
ふつうの無地と同じ価格ですので、興味のある方はごらんください。



ミルミルアップさて、今日のおまけ写真は… んん?だれ?? 
(答えはミルちゃんです)
猫視点で撮れるよう、地面すれすれカメラで撮影してみましたが、見事失敗です。
ミルの動きが速すぎます。地べたに這いつくばって挑戦したのに〜〜。

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2013年06月15日

■吉野杉の利休箸のギフトペア製作中です。

当たり前のことですが、出産してから私はなかなか漆の仕事ができません。あせあせ(飛び散る汗)
娘が寝ている時に事務仕事を少々、そして漆を使わない、すぐ手を止められるような簡単な下仕事をたまにするくらいです。
ですが、おすわりができるようになったこの子が、最近おもちゃで一人でモジモジ遊んでくれるようになりました。(1時間、時には2時間近くも)
た、助かる〜〜〜。もうやだ〜(悲しい顔)

とはいっても、たいした仕事はできないんですが…。少しでも何かができると、嬉しいですね。



バッド(下向き矢印)こんなお箸の研磨なんか、合間に進めるのにはもってこいです。
杉の利休箸1
これは、吉野杉の利休箸です。ムード
昨年末にも作業中の利休箸をご紹介しました。 その利休箸を増強中でなんですよ。
赤黒のペアにして、手軽なギフト用として、ショップ和×和に出す予定です。

杉の利休箸2 国産漆

和×和のお箸や手削り箸のようなシビアで繊細なつくりではない、ざっくりしたお箸です。
すり漆で素朴に仕上げます。


バッド(下向き矢印)箸先のみ塗りを入れ、全体に数回すり漆をほどこします。
杉の利休箸

こうしたおおらかなお箸もいいですね。
お手頃価格でギフトにできる国産漆のお箸… かなりご要望が多かったので、少しずつですが、こちらも頑張って進めたいと思います。わーい(嬉しい顔)



スイレンの花さて、今日のおまけ写真は、工房の庭のスイレンちゃんです。今年も順調に清楚なお花を咲かせてくれています。ぴかぴか(新しい)
今日の香川県は、久しぶりの梅雨らしい雨空でした。


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posted by 宮崎佐和子 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) |   和×和の商品開発

2012年12月28日

■吉野杉の利休箸のギフトペア開発中です。

今年が一日一日と少なくなっていきますね。
娘を寝かしつけて用事は済ますべく出かけるのですが、いつもはスヤスヤの娘が私の出た後に目覚めて大号泣するらしく(しかも毎回毎回…がく〜(落胆した顔))戻ると赤ちゃんをあやし疲れた松本がゲッソリした姿で立っています。なかなかゆっくり出られません。あせあせ(飛び散る汗)
銀行も市役所も明日からお正月休み… 今日には用事をすませておかなければ〜〜〜。


さて、今日はひさしぶりに作業の様子をお見せいたしますね。^^


バッド(下向き矢印)片付け&掃除をすませた研磨部屋で作業をする松本…。
2012MG_6873.jpg
何を研磨しているのかといいますと…。


バッド(下向き矢印)吉野杉の利休箸たちです。
作業中の箸
持ち手部分の目痩せに下地を充填のしたものです。
材には「夏目」と「冬目」があります。杉などの針葉樹は、その「夏目」と「冬目」の収縮段差が大きいのですが、こうしてその段差を埋めてスッキリさせます。

いま、ショップ和×和で期間限定で販売中の利休箸。その利休箸のバージョンアップ版になります。
ご要望が多いので、ギフト枠を増強する計画なのですが、やはり贈り物にはいくつあっても嬉しいお箸ハート(トランプ)
その一つに、人気の高かったこの利休箸を赤黒のペアにセットして…と考えています。^^

今の仕事の内容はより多い工程数に見合う表面を作る事です。


バッド(下向き矢印)研磨に使っているのは、お気に入りの伊予砥石。
伊予砥石

IMG_9095.jpg←この中の一つですね。

この砥石、昭和40年頃に大規模な採掘が終了しているものだそうで、小さなこっぱですがシャキッと研げてとても便利なんですよ。
研ぎ面と砥石の張り付きがほとんどなく、サラサラと仕事が進みます。
伊予砥石もいろんなクリアランスのものがあり、器物によって相性のよい石を出してきて使っています。

箸の研磨

バッド(下向き矢印)こんな感じの研ぎ汁が出ます。
伊予砥石
よくおりていますね〜〜〜。

このシャリシャリした“ 研ぎ感 ”は、漆芸研究所の彫漆で使っていた『三和』という人造砥石に似ています。

吉野杉の利休箸
力を抜いて軽くシャシャッと研ぐと、傷も浅く細かいきめ表面になります。(力を入れると、やや粗い表面を作る事も出来るんですよ)
意外と便利な砥石ちゃんです。

研ぎ汁を洗浄してよく乾燥させた後、次の工程に進みます。



キジトラのむぎ君さて、今日のおまけ写真はショップの敏腕店長・むぎ君です。こら〜〜〜ちっ(怒った顔) 赤ちゃんのハイローベッド&チェアに乗っかっているではありませんかexclamation×2
ガッツリ怒られて『チッ』とばかりに、出て行ったむぎ君、ぜんぜん反省しておりませぬ。

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posted by 宮崎佐和子 at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) |   和×和の商品開発
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