2013年03月07日

■「新修シェークスピヤ全集」を見つけました。

慣れない子育て中の私…。
母乳育児ということもあって、子供を預けることも難しく、一日中赤ちゃんとくっつき虫の生活です。それを苦痛と思うことはないのですが… 二つだけしたいことがあって、それは、「お風呂にゆっくり入りたい」と、「図書館に行きたい」です。
お風呂はともかく、図書館には半年以上近付いていません…。
先日、娘を抱っこしてはじめて本屋さんに行ってみましたが、落ち着かなくて5分で出てしまいました。もうやだ〜(悲しい顔) 本が読みたい〜〜〜〜〜あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


シェークスピアそんな時にいつも思い出す本が、以前3冊だけ広島の古書店で買ったこのシェークスピア(オセロー、ハムレット、じゃじゃ馬慣らし) 全集をバラ売りしていました。当時、物珍しさから深く考えず買ってみました。知らない昔の訳者さんの翻訳ですが、言葉の妙が素晴らしく、グッと世界に引き込まれてしまい…。
つくづく「もっと買っておけば良かった〜」と大後悔。ずーっとモンモンしていたのです。




再入手しようとも、もう80年前の古書…。(昭和9年、1934年出版)
戦前の書籍です。日本がその頃たどった歴史を考えると、そうあちこちに残っているとは思えず… 半分あきらめていました。

し か し !

ダメもとで古書店さんに問い合わせて、なんと見つかりました。


バッド(下向き矢印)そして、全集(計40冊)が先日やってきました〜〜。バンザーイわーい(嬉しい顔)exclamationexclamationexclamation
1

坪内 逍遥

本は文庫本サイズで、2冊で一つのケースに入り、全部で20ケースの40冊になっています。
第一集が「ハムレット」と「以尺報尺(尺には尺を)」のセット、一集ずつ追加追加で出版されたようです。


バッド(下向き矢印)こんなふうな、粋な造りになっています。ハートたち(複数ハート)
シェークスピヤ全集 坪内逍遥2新修シェークスピヤ全集 坪内逍遥3
新修シェークスピヤ全集 坪内逍遥4新修シェークスピヤ全集 坪内逍遥5
ブルーの装丁で金文字とおしゃれ、天が金染めです。表表紙にはシェークスピアの胸像がデザインされてます。
年月で紙がちょっと酸化していますが、保存状態のよい本でうれしい…。ぴかぴか(新しい)

戦前の本なので、文章は歴史的仮名遣いでちょっと読みにくいです。
ちょっと中身を…


バッド(下向き矢印)ハムレットの有名なシーンの一つですね。
ハムレット 坪内逍遥 

しかし、慣れるととても味わい深く、面白いのです…。
「訳が違うとこんなに違うの?」と驚愕でした。今の岩波文庫とかで読むシェイクスピアとぜんぜん違う… 言葉の奥行きが違うとか…妙な例えですがいままでスベスベだったと思っていた世界に、うんと起伏があるのを知ったというような。

「ロミオとジュリエット」の有名なヒロインの台詞も、この本ではこうなります。

   ↓ ↓
   

おゝ、ロミオ、ロミオ! 何故(なぜ)(おまへ)はロミオぢゃ! 
父御(てゝご)をも、自身(じしん)の名(な)をも棄(す)てゝしまや。
それが否(いや)ならば、せめても予(わし)の戀人(こひゞと)ぢゃと誓言(せいごん)して下(くだ)され。
すれば、予(わし)ゃ最早(もう)カピューレットではない。



現在の感覚では14才の女の子とは思えない、重厚な言葉ですね。^^;
しかし、400年前のイタリアの深窓のお姫様は、こんな雰囲気だったのかもしれません。


新修シェークスピヤ全集 坪内逍遥 中央公論社
(定価は七〇銭だそうです…)


文庫本サイズなので、枕元のじゃまにならないのがさらにうれしい。今年1年は楽しめそう…。
赤ちゃんの添い寝をしながら、少しずつ読んでいこうと思います。ムード


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posted by 宮崎佐和子 at 10:03| Comment(8) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2013年02月23日

■松本が子供の頃から愛用しているお弁当箱です。

黒い作務衣を着て外出すると、なぜか周囲の人が振り返られる松本…。
そんな松本にも、いたいけな子供時代がありました。


バッド(下向き矢印)そんな頃の松本が使っていたお弁当箱がこれ。
栃のくり抜きの弁当箱1
し、渋過ぎる〜〜〜。ちっ(怒った顔)

松本の母、テルコさんのお手製のお弁当箱です。
木地はトチのくり抜きで、すり漆仕上げ。母テルコによる梅の花の讃岐彫りが入っています。
なんと、松本が幼稚園の時から使っているんだそうな。

では、ちょっと蓋を開けてみましょう。

栃のくり抜きの弁当箱2
このお弁当箱には、これまた個性的な母テルコによるお手製の刺し子のきんちゃくが付いており、幼稚園児だった松本が愛用していたのでした。

ちなみに…。
このお弁当箱と同じテイストの、テルコ作の木製パスケース(木彫入り、すり漆仕上げ)も彼は持っており、バスの定期券を入れて紐でランドセルからぶら下げて通学していたそうです。(ランドセルをぶん回す度に、パスケースが凶器となって周囲を威嚇していたそうな)


バッド(下向き矢印)さてさて 汗
栃のくり抜きの弁当箱3
お弁当箱の身の方は、虎杢入りです。ぴかぴか(新しい) 

素朴ですが、じんわりといい雰囲気のお弁当箱ですね。木彫の力の抜きぐあいなんか、いい感なんですよ。俵型の木地の形もかわいいです。 (って、これを愛用する幼稚園児っていったい??) 
きっと、このお弁当箱が松本の原点なんですね。


さすがに表面がこすれたり、ひびが入っている箇所もありますが…。
とても40年近く経っているとは思えません。あせあせ(飛び散る汗)
このお弁当箱、松本が香川県漆芸研究所の研究生の頃まで(20歳くらいですね)使っていたそうです。

…松本家の底力?が垣間見えるようなお弁当箱でした。



メジロさんが食べたミカンさて、今日のおまけ写真はこれ。メジロさんに差し上げましたスイートスプリング。輪切りをバードレストランに出して二時間後には、もう中身がほとんど無くなっていましたよ〜。がく〜(落胆した顔)


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posted by 宮崎佐和子 at 21:20| Comment(8) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2011年06月13日

■輪島塗の吸い物椀。

作品展中には、お客さまからおみやげをいただくことがあります。
美味しいお菓子やお花、ちょっとした手作りもの、ご当地の珍しいもの、はたまたはお弁当の差し入れなど…。
会場に足を運んでいただくだけでも申し訳ないのにあせあせ(飛び散る汗) そんなお気遣いをいただくととても嬉しくて励みになります。

しかし、時にはちょっとビックリするものをいただくこともあります。
この輪島塗のお椀がそうでした。


バッド(下向き矢印)輪島塗の吸い物椀。
IMG_0657.jpg

きれいでしょう?
実はこれ、とあるお客さまが譲ってくださったものなんです。


バッド(下向き矢印)こんな箱に入っておりました。
IMG_0619.jpg
IMG_0622.jpg

確か30年くらい前とおっしゃってたでしょうか?
ご結婚まもない頃、ふと入った大阪のお店で、偶然見つけたものなんだとか…。
天性のカンが働いて「これはいい」と思い、すごく高かったけど、思い切って購入されたんだそうです。

「熱いビーフシチュー入れたり、私ほんとにバンバン使ってたのよ〜〜アハハ」…とおっしゃるのですが…。

これがもう、新品かと思うくらい美しいのです。


バッド(下向き矢印)輪島塗らしい蒔絵…。
IMG_0637.jpg
波に稲穂を積んだ稲船が描かれています。
きっと縁起物なのですね。
(少し調べましたら、稲船は現在の宝船の原型なのだそうです… 富と豊穣のあらわれなんですね。おめでたいです)


バッド(下向き矢印)ほそ〜い線で描かれた稲穂をアップでごらんください。
IMG_0650.jpg

この船と稲穂の部分は、高蒔絵になっており少しふっくらしています。
なので、波間に船が浮かび上がって見えます。
お椀全体が大きな川の流れの中でこれが「舞台」となり、蓋に描かれた稲船が「主役」といった構図なんですね。


バッド(下向き矢印)蓋の裏にも波が描かれています。
IMG_0639.jpg

そして、この呂色の美しさ。ぴかぴか(新しい)
こうした透明感のある「漆黒」は、職人さんが何度も磨きをかけてつくります。
このモチモチぷるぷるっとした肌は… とても美しいだけでなく、汚れもはじくようで寄せつけません。
職人さん、とってもいい仕事です。
(ちなみに、呂色をとる仕事は、私も学生時代に習いましたが… ものすごく苦手で、何度してもかろうじて光っているだけの、痩せた貧相な呂色面しかつくれませんでした。涙)
松本が言うには、こんな豊かな呂色をつくるには、やっぱり大変な手間がかかっているんだそうです。


…しかし、ほんとうに傷んでいないです。
松本は「よーく見ると、お客様がよく使われていた1〜2個は内側が少し色やけしているよ」というのですが、う〜ん、私にはほとんど分かりません。

こんな大事なお品をいただいてしまいましたが…。
これは「いいもの見てもっといいもの作りなさいよ〜」という、お客様からのプレッシャーでもあったりするんですね。

とりあえず今は眺めてばかりなんですが、こんど、何かお料理を入れて使ってみたいと思います。ムード

posted by 宮崎佐和子 at 20:30| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2010年11月18日

■ひさご型のお弁当箱。

以前、古道具屋さんで購入しました、漆塗りの可愛いお弁当箱をご紹介します。^^
たいしたお品ではないのですが、なんだか引かれるものがあって、連れて帰ってしまいました。;;


バッド(下向き矢印)ひさご型のお弁当箱です。
ひさご型の弁当箱1

だるまさんみたいなかわいい形でしょう?
全体に箔を散らして溜塗りにした、モダンなものです。材がケヤキらしく、木目が浮かんで見えるのがまたいい感じなんです。


バッド(下向き矢印)上の蓋を開けてみると…。
ひさご型の弁当箱2

一番上段には、小さな仕切りがついています。
で、このひさご型のお弁当箱、いったい何段になっているかというと…。

バッド(下向き矢印)三段でした。
ひさご型の弁当箱3
上の二段におかず、一番下の段にご飯が入れられるようになっているのでしょうね。さりげなくよく出来ているなあ〜と思いました。

ひさご型の弁当箱4← このお弁当箱、大事に使っていたものらしく、修理したあとがところどころありました。(あんまり目立たないですが…)
まだ一度も使ったことがないのですが…。お茶請けのお菓子入れくらいから登場させてみたいなあと思っています。

posted by 宮崎佐和子 at 21:37| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2010年04月23日

■「虫入り琥珀」の神秘。

琥珀や真珠が好きな私…。
(あんまりいろいろ持ってはいないんですが)
今まで、何度かご紹介してきたことがあります。
この有機質のジュエリーたちは、「漆」といろいろ共通点が多くて… そんな部分を見つけると、とても楽しくなって一人で盛り上がってしまいます。ムード

そんな私が、ひとつだけ持っている「虫入り琥珀」をお見せいたしますね。^^


バッド(下向き矢印)リングです。バルト海沿岸地域産出のもの。
虫入り琥珀1
虫入り琥珀5

透きとおったハチミツ色で、グリッタはほとんどありません。
…そして、ルースの端っこに小さな虫さんが…。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)指につけると、こんな感じになります。
虫入り琥珀3

…虫さん自体は、ぱっと見はほとんど目立たないんですが ;;
この子をつけていると、時々この虫さんと視線?が合って、うれしくなっちゃうんですよ〜。


さて、「琥珀」も「漆」と同様に、もとは木の樹液…。
(すでに絶滅した針葉樹と、現存の広葉樹というちがいはありますが)
天然樹脂らしい、あたたかさや軽さ、みずみずしさがあります。
これって、鉱物質のジュエリーにはない魅力なんですよね〜。

ビビっと目立つ、主張する存在ではないのですが、ホッと癒されるような、そんな優しさがあります。


虫入り琥珀2虫入り琥珀4

そして、この琥珀も古来から「まがいもの」が多い宝石でもあります。(人気者の宿命ですよね…)

この虫入り琥珀は、鉱山と直接取引している正規店のもの。
バルト海産のアンバーは、虫入りのルースはあまり産出されないそうなんですが、たま〜に小さな虫が入っているものがあるそうです。
そのほとんどが、いまは絶滅している虫さんだそうで、そう思うと3000〜4000万年前の虫さんと、当時のままの姿とご対面していると思うと、よりいっそう愛着がわきます。揺れるハート


…と、ここまで書いておきながら、この虫さん「あれっ、ハエだったかな?それともカ?」と気になった私…。(お店の人から聞いていたんですが、忘れてしまいました;;)

で、今回撮った写真をよ〜く見てみますと…。


バッド(下向き矢印)ハエさんでした。
虫入り琥珀6

数千万年前に、樹液にホイホイ状態になってくっつき、取り込まれてしまった、ドジなハエさんの姿です。(^m^)

こちらもどうぞ… 琥珀の話です。
    ↓↓
※オレンジ色の琥珀。
※グリッターたっぷりのグリーンアンバーのルース。
※「久慈琥珀」さんの琥珀のピアス。




うり坊さて、今日のおまけ写真。
冷え込んできたので、再びフル稼働のアラジンストーブ。そのストーブ横の「特等席」で、ねむねむになっているのはうり坊だったりします。

posted by 宮崎佐和子 at 19:00| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2009年10月26日

■世にも珍しい、漆のスイーツ/2

さて、恐怖の漆菓子/その1の続きになります。

10_12_urusigasi_.jpg先日、なぞの手紙とともに東京から届いた、一つの包み。それは、風の便りに聞いていた「漆のお菓子でした。がく〜(落胆した顔)



「うるしを使ったお菓子が届くよ」と、東京の漆チームの一人から連絡があった時、「え?」とびっくりしました。
まず、脳裏に浮かんだのは、次のようなもの。


うるしうるしのは漆樹液そのものとか漆の葉っぱを砕いて生地に練り込んだお菓子なのかなあ? なんて大胆すぎる…ふらふら(食べたくないような)
でも、そのお菓子をプロデュースした人物は、漆をこよなく愛する変人?ですが美的センスにもたいへんすぐれた人なんですよね…。
まさか、そんな野暮なものは作りますまい。
どんな代物なのか、興味津々で待っていました。



意を決して?その謎のお菓子に対峙です。



     バッド(下向き矢印)そのあやしいお菓子の姿は…。
10_20_kasi_1_.jpg
なんとも可愛らしい、焼き菓子たちでした。ハートたち(複数ハート)


バッド(下向き矢印)漆フィナンシェのお次は、クッキーです。
 「カフェ・ノワ」

COFE.jpg
上のクッキーがカフェ・ノワ。
下はふつう菓子のレモンサブレです。
10_20_kasi_3_.jpg
この子は、漆コーヒー&胡桃の、滋味深いクッキーです。
南部小麦の全粒粉が使われており、力強い味わい… う〜ん、元気になりそう。^^ 砂糖はきび砂糖で、より深みを出しているみたい。



バッド(下向き矢印)お次は、ちょっと気分を変えて「キッフェルン」。
10_20_kasi_0_.jpg
三日月型のかわいいキッフェルン…。
アーモンドが利いておいしいお菓子ですよね。^^
さて、この子はどうなんでしょう?

10_20_kasi_o_a_.jpg
ちょっとほろりとした口当たりの、やさしい感じ。ほっとするようなお味です。
この子には、漆の材料は入っていませんが「漆」という商品名がついた砂糖(沖縄産黒糖ブレンド)を使っており、おだやかな感じの中にもつよいコクがありますよ。

…ほんと、ふんだんに良い材料を使っているんです。(市販品ではありえないグレードの高さです)
なんてぜいたくなお菓子たちなんでしょう…。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)H+urushi. ちょっと変わった名のクッキー。
10_20_kasi_4_.jpg
漆のアイスボックスクッキーです。

ブラウンカラーの「H」の部分が漆コーヒー配合。
アイスボックスクッキーらしい、生地がしっかり詰まってカリカリとしたクッキーらしいクッキーですよ。
子供のころ、こんなクッキーをおなかいっぱい食べたいと思ったものです。ムード



お菓子今回のオリジナル漆スイーツ、作って下さったのは、Mim*Rさん。ポイントになる材料(漆コーヒー、上赤糖・漆、南部小麦など)は、東京のプロデューサーから送られてきたんだそうですよ…。
Mim*Rさんは、和歌山県でご活躍なので、和歌山県の素材(みかんハチミツなど)を使い、こだわりを出されたそうです。味にうるさい(しかも甘党)の松本も大満足の腕前でした。
今回は漆プロデュース菓子以外にも、Mim*Rさんおすすめの焼き菓子も入っており、中でも絶賛だったのが写真の「Fille d'automne (秋娘)」。南瓜、さつま芋を使った、豊かでどこか懐かしいお菓子です。おいしい煎茶が飲みたくなりました。ムード


…それにしても、「漆」というテーマで、こんなに濃厚な内容のものが作ることができるのですね。
漆菓子をプロディースしたという話を聞いて、粗野なものをまずイメージした、自分の発想の薄さをちょっと反省。あせあせ(飛び散る汗)
なお、これらの希有なお菓子は、趣味人が暇と予算を惜しまず、友人の誕生日のために余興でつくったもの、市販品ではありません。
でも、いろんな楽しみ方があるんだな〜と、つくづく感心した一品でした。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:55| Comment(6) | TrackBack(1) | ■ お気に入り

2009年10月25日

■世にも珍しい、漆のスイーツ/その1。

今日はとても変わった?ものをご紹介したいと思います。
それは何かといいますと…。

漆のお菓子なんです。ぴかぴか(新しい)
えっ?と思われるかも知れませんね。
でもほんとうなんですよ。
先日、工房のみんなでおそるおそる食べました。

で、どんなにおそろしい代物かといいますと…。がく〜(落胆した顔)


バッド(下向き矢印)あれれっexclamation&question 箱の中にはこんなお菓子が…。
10_20_kasi_6_.jpg
可愛らしい焼き菓子じゃないですか〜。


この漆菓子はいったいどうしたのかといいますと…。
東京から送られてきたものです。
ただし、市販品ではないんですよ…これが。
とある非凡な才覚を持つ、東京の漆チームのメンバーの中のお一人が、プロデュースして作ったオリジナルなんです exclamation

すごいでしょう。

で、どきどきしながら?いただきました。


バッド(下向き矢印)ミルクティーを用意。漆クッキーに見入る弟子…。
10_20_kasi_1_.jpg
「いったいどれから手をつけるべきか… 悩」

ほんと、悩むくらいいろんな種類があるのでした。
しかもどの子もこんがりつやつやして美味しそうなんです。(小麦もこだわり、どれも南部小麦使用です)



バッド(下向き矢印)まずは「漆フィナンシェ」。
FIFI.jpg
10_20_kasi_2_.jpg
しっとりした、おせんべい大のまるいフィナンシェ
おそるおそる口にしてみると…。

お、おいしい!
みずみずしいような口当たりにアーモンドの香りとうまみ。しかもその中にちょっと独特の香ばしい風味が…。ぴかぴか(新しい)
実は、漆コーヒーが、ブレンドされているんです。

漆コーヒー※漆コーヒーとは‥?
漆の種を炒ってそれを淹れた飲み物です。
物資が少ない時代(戦時中など)はコーヒーの代用品として使われたことがあります。



漆コーヒーじたいは、ちょっとくせのある素材なんですが…。うまく配合、焼き上げていてちゃんと調和しているんですよ。
次回はこのフィナンシェの仲間たちを紹介しますね。ムード


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posted by 宮崎佐和子 at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2009年09月04日

■ミャンマーの漆器をいただきました。

今日は、ちょっとうれしいことがありましたので、ちょっと日記に書いておこうと思います。
大阪の友人が、先日、ミャンマーに出張に行っていたのですが「おみやげだよ」と勤めているお店の美味しい胡麻と一緒に、漆のものを送ってくださいました。
これが、なかなか素敵なのです。ムード


バッド(下向き矢印)キンマ(蒟醤)のうつわ。ヤンゴンで手に入れたそうです。
9_4_kinma_1_.jpg
エキゾチックでとても可愛らしいでしょう?
ミャンマーの代表的な漆工芸なのですが、この細かい模様は、専用の刃物で彫ったものです。(しかも、ほとんどフリーハンド)
数色の色漆が使われていますが、一度彫った模様に一色の色漆を彫りあとに入れて余分な漆を取り、また別の模様を彫って違う色の漆を彫りあとに入れて余分を取り…を繰り返して、こうした景色を作り出すのです。(また作業にはマスキングもうまく使ってらっしゃるそうです)
たいへん手のかかったものなのですが、現地の職人さんは、するすると仕事をされます。


バッド(下向き矢印)塗り肌。この赤の顔料はベンガラのようです。
9_4_kinma_3_.jpg

「漆」というのは、アジア独特の素材です。
そして、このミャンマーの漆と日本の漆とは、採取する木がまた違うのです。(気候もまったく違いますものね)
ミャンマーの漆工芸に使われる漆は、南方系の別種のウルシの木で、日本のウルシノキとは含有する天然樹脂の種類が違います。(日本の木はウルシオール、南方系の木はラッコール、チチオール)
なので、塗り肌の質感や表情も南国を感じさせるもので、また違う魅力を持っています。


バッド(下向き矢印)キンマ彫り。
9_4_kinma_2_.jpg

…そいえば、香川漆器の伝統技法「蒟醤(きんま)」は、もとは南方から伝わった技法なんですよ。^^ 
なので、香川の伝統的工芸品(通産省系ですね)の蒟醤の漆器は、とてもよく南方の雰囲気を残していて、独特の味わいがあります。

そして、香川県漆芸研究所で習う三技法のうちの一つで、香川県から磯井如真氏をはじめ数人の人間国宝を輩出しています。(松本も私も、そして芝吹も習いました)
日本工芸会(文化庁系)の作家の方々によって、この「蒟醤」の技法はさらに細やかに表情豊かに進んで、漆というものの多彩さを感じることが出来るのです。

それにしても、こんなおみやげをいただくなんて、嬉しいですね。きっとミャンマーでも、きっといろんなレベル?のものがあるのだと思うのですが、これは松本の眼力でも「漆じゃないか」というもので (漆芸研究所の資料室にあったものとほぼ同レベルの漆らしいです。)私の目から見ても、彫りがかなりこまやかで丁寧で、しっかりした職人さんたちの手によって作られたものに見えましたよ。

ミャンマーか… いいなあ。
いつか、時間とお金にゆとりが出来たら行ってみたいですぴかぴか(新しい)




9_4_kitte_.jpgさてさて、いま福屋さんでの催事のご案内状を必死で?書いております。あせあせ(飛び散る汗) (いつもぎりぎり…)
ご案内状にも、いくらかは私なりのこだわり? みたいなのがありまして… まとめて郵便に出すスタンプではなく、できるだけ切手(それも記念切手)を貼ってお出しするようにしています。
たいていのご案内状のハガキは通常サイズで50円切手。でも、福屋さんでは大判サイズのハガキなので、80円切手なのです。50円の記念切手は種類が少ないので、いつも悩むのですが、80円切手になるとすてきなものがたくさんあって、目移りします。ムード 
今回は、ふるさと切手 近代俳句のふるさと 松山。正岡子規、高浜虚子、夏目漱石、河東碧梧桐が詠んだ俳句がデザインされていて、貼るのが楽しみな切手です。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2008年10月04日

■「久慈琥珀」さんの琥珀のピアス。

遅くなりましたが、京都で買った琥珀のレポです。^^
先月、高島屋京都店で作品展があった時に、高島屋さんで「この道ひとすじ 日本の伝統展」を開催されていました。
以前から気になっていた、岩手の「久慈琥珀」さんも出展されていたので、琥珀が大好きな私はそのブースに行って、いろんな琥珀を販売員のお兄さんに見せてもらいました。

琥珀の可愛いピアスが欲しくて前から探していたんですが、今回は「国産琥珀がある」というので、その中からピアスを選んで買いました。ぴかぴか(新しい)

バッド(下向き矢印)「久慈琥珀」さんの箱です。
10/4琥珀1
10/4琥珀3
ピアスと一緒にペントップも買っていたんですね。
どちらも、岩手産の琥珀ということで出していただいた中から選びました。

バッド(下向き矢印)琥珀のピアスのアップです。
10/4琥珀2
10/4琥珀4

かなり赤みの強いお色です。きれいです。

去年、同会場で見せてもらった国産琥珀とはぜんぜん色が違いました。(去年見た琥珀は、白っぽくてぼやっとした色でした)
透明度も高いし…。こういったアクセサリーは金具が肝だったりするのですが、ピアスはつくりのよい金具(K18)を使われていると思いました。

10/4琥珀5
ピアス着用の様子。
軽くてなじみがよく、もうお気に入り。



琥珀は、そんなに持っていないけど好きです。
樹木の樹脂の化石、ということもあって、手触りや重み、質感が、漆にすごくよく似ているんです。
そんなこともあって、よけいいとおしくなります。ムード

琥珀は柔らかい素材ということもあり、熱で溶かして再加工ができるので哀しいかな古来からまがいものの多いジュエリーでもあります。
ロシアや東ヨーロッパ(バルト海沿岸)、ドミニカが主な産出国ですが、産出の大半が工業用でジュエリーにできるような美しいものはごくわずかだそう。
日本では、岩手県久慈市で国産琥珀の産出があります。
日本生まれの琥珀って…なんだか素敵じゃないですか。(ただ産出量が少ないせいか、久慈琥珀さんのお店で売っている琥珀の大半は外国の琥珀です)

バッド(下向き矢印) バルト海沿岸部産出のグリーンアンバーとの比較。
10/4琥珀6
年代と産地、木の種類の違う琥珀です。

この大きいルースは、コレクションアンバーで私のお気に入りなんす。^^
現地の産地の鉱山と直接取引をしているインターナショナルアンバー協会会員の支部がある正規店で購入したもので、このフレッシュな美しい光にすっかり魅せられてしまいました。
10/4琥珀7
裏面には黒い皮がついています。
正規品のコレクションアンバーは、原石の皮を残すのが一般的になっており、これがまがいものの琥珀と明らかな差別化になっているんだそうです。
でも、この手法は日本では一般的じゃないそうで… この久慈琥珀さんの琥珀もきれいに磨き切っていますね。


…と、琥珀を出して見ていると、そこに松本がやってきました。
そして久慈琥珀さんの琥珀のピアス&ペントップを見て、「あれ?どこで買ったの、その再生琥珀?」というではありませんかあせあせ(飛び散る汗)
私「ええっ何いうの、これは岩手産琥珀でお店のお兄さんと一緒に選んだんだよ」
松「そうなの? 吉見百穴で勾玉作りした時に買った、キットの再生琥珀に似ていると思ったからてっきり同じようなものかと…」
な、なんてことを言うのでしょう。

バッド(下向き矢印)これが、同じく久慈琥珀博物館(久慈琥珀さん)の再生琥珀。
10/4琥珀6
体験学習のキットとして1000円で買いました。
しっかり「再生琥珀」と明記されています。


10/4琥珀6
左が、松本が磨いた再生琥珀のキットの勾玉です。
当時は「う〜ん、キレイだなあ。練り物でもあなどれないな」なんて言っていたんですが…。(黒い『斑』の入り方はいろいろでした)
…だんだん、なんだかとても気になってきましたよ。あせあせ(飛び散る汗)


どうしても気になって、久慈琥珀さんにお電話でお尋ねしたのですが「練りでもないし、ちゃんと無垢の日本産の琥珀ですよ」とお返事をいただきました。
よかった、ちょっと安心しました。

でも、不思議ですね。
もし、中身が100%の国産琥珀だとしても、練り物(半端の琥珀を溶かして大きく成形した琥珀)だとなんだかしっくりこない…ということに改めて気づきました。
やっぱり、生まれたままの無垢の石をカットしたものであってほしい、むやみに人の手が加わったものでないものでほしい…。
こうした気持ちって、なんなのでしょうね。
やはり、実用品というよりも嗜好品、夢を持って接したいものだからでしょうか。


このことがあって、以前とは違った視点で、琥珀に興味がわいてきました。
いろいろもっと知りたいなあ…。面白そうです。
そういえば「もし、気になるのでしたら」と久慈琥珀さんが、鑑定機関を教えて下さいました。
わっそんなことも出来るんですね。なんだか楽しそう。
気になる琥珀たちを鑑定に出して、いつか診てもらおうかな、と思っています。^^

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posted by 宮崎佐和子 at 23:11| Comment(2) | TrackBack(1) | ■ お気に入り

2008年05月14日

■カイロスさんで買ったメガネ。

突然ですが、松本も私もそろって近視です。
私は中学の頃から視力が落ちてきて、高校に入る頃にはメガネが手放せなくなりました。
現在の視力は0.4と0.2くらいで、近視としては中程度だと思うのですが、松本は0.1もなくしかも乱視です。
やはり周囲を見ても、知人友人にはメガネをかけた人がほとんどで、やはりもの作りの人間に近視は付き物なのか、と思ってしまいます。
さて、そんな私も10年以上もの間、コンタクトレンズ派でメガネは寝起きとか旅行にちょっと使う程度…という感じでしたが、ここ1、2年はメガネ派に戻りました。

そんな中、新しいメガネを買ったのでご紹介します。
岡山展の会期中に、表町商店街のアイウェア カイロスさんで選んで、お願いしました。

バッド(下向き矢印)そのメガネ、4月30日に宅急便で届いていました。^^
5/14メガネ
レンズが取り寄せになったので、会期中には受け取れなかったんですね。メガネを荷物で受け取るのは初めてなので、嬉しかったです。

バッド(下向き矢印)新入りのメガネはこれ。
5/14メガネ
「Theo (テオ)」というイタリアのデザイナーさんのものです。このフレーム、大好きなんです。^^

5/14メガネ
なんとお手紙とクリーナーが入っていました。
贈り物みたいで、なんだかうれしいですね。

5/14メガネ
レンズクロスもお店のオリジナルです。


バッド(下向き矢印)同じテオの同デザインのメガネ。
 どっちもカイロスさんで買いましたexclamation
5/14メガネ
左が3年前に買ったメガネ。スポーツカーのようなイタリアンレッドです。右が、今回買ったメガネ。細かいラメの入ったオレンジブラウンです。

左の真っ赤なフレームのメガネは、カイロスのオーナーさんに数あるフレームの中から選んでもらいました。
それまで「メガネは目立たないものを選ぶ、実用品」と思っていた私の先入観を打ち壊した?目ウロコのフレームでした。
レンズの下だけフレームが入ったデザインが、アイメイクを邪魔せず、しかも赤い差し色が顔色が冴えないときにも引き立ててくれるんです。

フレームも細く繊細なので、重たく感じません。

今回は「ちょっと落ち着いた服・かわいい服にも似合うメガネ」をテーマに探しました。
イメージは「ピンク系のフレーム」だったんですが、ピンク色のフレームをいろいろかけてもこれがなかなか似合わない…(- _ -;)
私は黄みの強い肌色なので、しっくりこないのです。
ピンク系カラーの大半は青みがかっていることが分かり、挫折しました。(コーラルピンクなら合ったかもしれませんが、なかなかそんなお色は…)
それで、テオで一番似合う色があって、希望の雰囲気に近くなじんだデザインだったので、それを前回と同じ度数で作ってもらうことにしました。

バッド(下向き矢印)二つのフレームの着画です。
 上がレッド、下が新入りのオレンジブラウンです。
5/14メガネ

このオレンジブラウン、いいですexclamation
レッドより、ほどよく柔らかい印象になります。顔なじみもいいです。
ちょっとした色の違いに思えますが、アイシャドーや口紅と同じで色みが変わるとぜんぜん印象が違って見えるものです。
まさに「アイウェア」だなーって思います。

カイロスさんは、フィッティングもすばらしくここで調節してもらうとメガネがぴたっとおさまります。ほとんど違和感、ないんですね…すごいです。
近くだったら、時々行って調節してもらうんだけどなあ。

そういえば、メガネ屋さんって「レンズ込みで○○円」という量販店がすごく多いですよね。私もそんなお店のメガネをいくつか持っています。
でも、結局あまり使わないんですよね…。
よく見ると可愛くなかったり、度数が微妙に合わなくて疲れたりかけごこちが良くなかったり、いろいろです。
顔に付けるものなので、すごくデリケートなものなんですね、メガネって。


岡山展での会期中は、作品展会場にカイロスのオーナーさんが時々見に来て下さったりしたのですが(アートがお好きなんですね)メガネと漆、全然違う分野のようですが、いろいろ話が合って、話し込んでしまいました。
中国製品のフェイクが高品質で脅威なこと、こだわりの売り方のこと、デザイナーさんとのもの作りのこと。
(カイロスさんのお店のフレームは基本的に委託ではなく、自ら選んで仕入れたものだとか。気に入って『おすすめしたい!』と選んだものだからこそ、個々のフレームのチャームポイントも分かるし、似合うものを選ぶ時に熱が入るんだそうです)

メガネが好きでなかった私の意識も変えちゃったものなあ…すごいです。「漆ってよく分からないけど」っていう方たちに、漆の魅力にはまってもらえるよう、こうしたお店の姿勢、見習えるところは取り入れていきたいなあと思いました。

posted by 宮崎佐和子 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お気に入り
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