2015年10月30日

■2015年8回目の漆掻きをしました。

もう10月も終わりますね。来週からの広島での作品展の準備で、バタバタしている工房です。ムード
そんな中、松本が今年最後の漆掻きを終えましたので、そのお知らせをしたいと思います。

    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)


バッド(下向き矢印)10/28に、8回目の枝の漆掻きをしました。※前回の様子はこちら
香川県 漆かき 漆掻き 松本和明 善通寺市
もう10月の終わりなので、だいぶ木が寂しくなっています。あせあせ(飛び散る汗)
前回から、1ヶ月以上あけておりましたので、どうかなーと思っていましたが…。しっかりと秋の漆が出ましたよ。


↓最後は、残り3本ぜんぶ掻いちゃいました。
2015IMG_9677.jpg
掻いたあと、雨が降ってしまったので、樹液は流れてしまっていますが、よい感じの漆でしたよ。
実験の漆掻きなので、漆樹液は採りませんでしたが…。(私的にはざんねん) 漆の木の作用についていろいろ推察していた松本は、その案件を確認できて楽しかったようです。


↓掻き傷が乾いたら、残りの枝をぜんぶ切り倒します。
2015IMG_9683.jpg
庭にウルシの木があるって便利! 
今年、ゆるゆると続けました、余人には計り知れないオタクの漆掻きですが… (マニアック過ぎて、私もよく分かってません;;) ウルシの木のおかげで楽しむ事ができました。ウルシの木ちゃん、ありがとうございます。ハートたち(複数ハート)
この切倒す木ですが、一見かわいそうに見えるんですが、のちに更新木が生えてあっという間に大きくなります。
本番の漆掻きは、五色台にある工房の漆畑※でしっかり行う予定ですので、また庭のウルシちゃんで実験をしてみたいなと思います。


2015IMG_9821.jpg
今日のおまけ写真です。
工房から見える天霧山のふしぎな夕焼けですよー。
一気に日が短くなって、夜6時となるともう真っ暗ですね。季節が深まるのは早いような気がします。

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2015年09月18日

■2015年7回目の漆掻きをしました。

今日は、娘の寝かしつけに3時間近くかかりました。あせあせ(飛び散る汗)
最初、お布団の中で一時間ほどがんばり、でも寝付けなさそうなので、ドライブに1時間ほど行きました。(車に乗ると眠たくなるタイプ)しかし、それもまったく効かず、しかたなく帰宅。お茶を飲んだりちょっとリラックスさせると、やっと30分ほどで寝ました…。でも、もう11時過ぎ。ふらふら
もう私も寝てしまおうかと思いましたが、アップしたい話題がどんどん積み重なってきており、眠ってはイカンとなんとかパソコンの前に向かっています。

    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)


バッド(下向き矢印)9/18に、7回目(7本目)の枝の漆掻きをしました。※前回の様子はこちら
松本和明の漆掻き 香川県
なんと、1ヶ月以上も間を開けての漆掻きとなりました〜〜。
前回までは、5日くらいを目安に間を開けて漆掻きをしていたんですが、あまり好みの色の漆樹液が出ないような気がしました。
「ためしに、ちょっと間をあけるかー」とのことだったんですが…。
さすがにあけ過ぎだったかも?? でも、オタクの実験漆掻きだから、いいんだそうです。ダッシュ(走り出すさま)
ウルシと出てくる樹液の様子を見て、いろいろ観察したいんだそうです。


2015IMG_1395.jpg
9月になり、樹皮も堅くなって、傷を入れるとミリミリと音がしました。


バッド(下向き矢印)出てきた漆樹液です。ぴかぴか(新しい)
2015IMG_1408.jpg
漆樹液も、なんとなく秋の色になっていました。ムード

ずっとあけていたので、漆樹液が散ってしまったかなあ〜と思いましたが…。
意外と大丈夫でした。ウルシの木ちゃんは、樹液を出す体制を保っていましたよー。
いろいろ再発見の多い、実験漆掻き。引き続き、経過を観察しようと思います。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_1416.jpg
今日のおまけ写真は、うり坊です。
松本が漆掻きをしていると、「なに?なに?」と小走りで近付いてきます。

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2015年08月08日

■2015年6回目の漆掻きをしました。

古来より少雨、渇水で苦しんだ香川県ですが…。
今年も、梅雨明け以来まったくといってほど、雨が降っていません。夕立もナシ。暑いです。もうカラカラですう〜。
さいわい、現在は香川用水があり、日常生活や農作業には影響がないので、ふだんの生活には気になりませんが…。ウルシの木と暮らしていると、やはり気になってきますね。ふらふら
いま、工房の庭のウルシの木で、漆掻きを行っているので、今日もそのご報告です。


    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)



バッド(下向き矢印)8/7に、6回目(6本目)の枝の漆掻きをしました。※前回の様子はこちら
2015年漆掻き 和うるし工房あい  香川県善通寺市 松本和明
今回も5日あけての作業です。しかしながら、今回も樹液は好みの色ではありませんでした…。

2015IMG_0145.jpg
やはり日数をうんと空ける事や、漆掻きした枝の伐採のタイミングを考える必要がありそうです。(松本談)


2015IMG_0141.jpg
手前の黒い溝が付いている枝が、前回(8/2に5回目)の仕事ですね。


バッド(下向き矢印)今日は、傷をつけたあと伐採しました。
2015IMG_0151.jpg


バッド(下向き矢印)こちらは、1日経った今日の写真です。
2015IMG_0159.jpg
一日過ぎて、樹液が硬化した色になっていますね。
…う〜ん、やっぱり好みの色ではないかも…たらーっ(汗) やはり段取りを調整したくなってきました。

今年行っている漆掻きは、実験で松本がいろいろ考えながら、漆の可能性をオタクの視点でさぐっているようです。
なので、余人には理解しがたいですね〜〜。(実は、私もよく分かりませんあせあせ(飛び散る汗)
しかし、縄文時代から続く日本の漆文化、国産うるしの魅力、奥深さ、過去の先祖が一度手にして、現在の私たちが失ったものの鱗片をつかもうとすることは、やはり漆芸にたずさわる者としては、究極の欲求かもしれませんね。
その様子を、私は間近で見て楽しみたいと思います。わーい(嬉しい顔)


しだれ桜の冷酒杯 ワイングラス
今日のおまけ写真です。
しだれ桜の冷酒杯ですが、だいぶ絵付けが整ってきましたexclamation

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2015年08月03日

■2015年5回目の漆掻きをしました。

今日は、広島からお客様が工房へお越しくださいました。お暑い中、ありがとうございます。ムード 
短い時間でしたが、とっても楽しくお話をさせてもらって時を忘れちゃいました。わーい(嬉しい顔)
特に目立つ看板を出しているわけでもなく、地味〜な工房なので、通りがかりでは絶対に分からないと思います。あせあせ(飛び散る汗)
それでも、ときどきお客様がいらして、引きこもり生活?に風をもたらしてくださいます。
そういえば、2ヶ月ほど前は、白いお遍路さん姿の女の子が寄ってくれたことがあったなあ…。なんでも、以前、漆工房で仕事をされていたんだとかで、ちょっと行き詰まっちゃったけど、また、視点を変えてチャレンジしてみたいんだということでした。
私も心は20代に戻って、ふんふんと彼女の話を聞き、いつのまにか悩んでいた若い頃、それでもいろいろ挑んでみたい気持にあふれていた当時を思い出していました…。
「漆でしたいことを再確認できました、ありがとうございます」と彼女はさわやかに去って行きましたが…、いえいえ私の方こそお礼が言いたかったです。
彼女のおかげで、また新しい気持でがんばろう手(グー) と思いましたよ〜。

さて、そんな今日は、これをご紹介したいなと思います。
昨日、松本が工房の庭のウルシの木で、今年の漆掻きをしました。ムード


    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)


バッド(下向き矢印)8/2に、5回目(5本目)の枝の漆掻きをしました。※前回の様子はこちら
松本和明 阿波うるし掻き 四国
掻き鉋を入れると、すぐにジュワッと漆樹液がにじみ出ますexclamation
ときは盛夏、ジリジリと照りつける太陽、ウルシの木がもっとも生命力あふれた時期です。

2015年漆掻き 和うるし工房あい  香川県善通寺市 松本和明
そして、その樹液は流れ落ちて行きますよ。まさにいのちのしずく…。ぴかぴか(新しい)
この流れ出るうるし樹液を見ると、赤ちゃんだった娘に母乳を与えていたときのことを、なんとなく思い出します。
どんどんあふれる白い母乳は、母親の意思に関係なく流れ落ちて、真夏のうるし樹液にソックリでした。



バッド(下向き矢印)今日は、いちばん真ん中の枝を掻きましたよ〜。
2015IMG_0056.jpg
最初にいちばん細い木からスタートし、どんどん太い木へうつっていきます。
やはり太くなってくると、枝とはいえ、樹液の威勢が違いますねえ…。

さて、前回の漆掻き(7/28)から5日あけての仕事でした。
夏らしい漆が出てくれましたが… 期待していたほどよい色の漆樹液じゃなかったのがチョット残念かな…。あせあせ(飛び散る汗)

バッド(下向き矢印)前回。
2015年漆掻き 和うるし工房あい  香川県善通寺市 松本和明

まあ、よい漆が出たその次は、ちょっとイマイチなことがおおいんですが…。
様子を見ながらですが、もう少し期間をあけてからの漆掻きにするかもしれません。


2015IMG_0081.jpg
今日のおまけ写真。
四国のモアイ像…?夕暮れ空とウルシの木と、工房のネコさんです。
黄昏どきですね。どっちがうり坊で、どっちがミルミルか、わかりません〜〜〜。


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2015年07月29日

■2015年4回目の漆掻きをしました。

最近、私の目の下のクマがひどいです。
夜、薄暗い窓ガラスにうつった自分の姿を見て、「アレレ?芥川賞の芸人さんがなぜココに…?がく〜(落胆した顔)」と思うことしばしばです。(ウェーブのロングなのも、又吉風に拍車がかかってます) やっぱり睡眠不足なのかなーー。たらーっ(汗)
昨日は、娘と早く寝てしまったので、さすがに今朝はスッキリしていました…。
昨晩は日記を更新しようと思っていたのに、日が飛んでしまいましたが;;昨日行った、漆掻きについてのご報告をしたいと思います。


    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)



バッド(下向き矢印)7/28に、4回目(4本目)の枝の漆掻きをしました。※前回の様子はこちら
2015年漆掻き 和うるし工房あい  香川県善通寺市 松本和明
うわっ、みてくださいexclamation×2exclamation×2
随分柔らかめの、そして色が良いうるしが出るようになりました。ムード だんだん夏らしい漆樹液を出すように木が変化してきています。

ウルシの木って、傷を付けさえすれば、どんどん漆樹液が勝手に出ると一般に思われていそうですが(ゴムの木の樹液採取のイメージ)、意外とそうではありません。
一応、樹液はでますが… 最初は水分や糖分ばかりで、ちゃんと「漆」になるにはしばらく日数がかかるのです。
傷を付けると、ウルシの木が「自分の身体を守らねば!」と、中身のある漆樹液を出すようになります。


バッド(下向き矢印)流れ出ていますね〜。けっこう量も出るようになりました。ぴかぴか(新しい)
2015IMG_9900.jpg
木の幹からではなく、枝からの漆掻きをしています。
1回につき、箒状になった細い枝を一本ずつ漆掻きして、次回は新しい別の木に移るという、一般的でない漆掻きです。
でも、枝からとは思えない量の樹液ですよ〜。
2015IMG_9946.jpg
一日経って、今日の写真です。漆樹液は取らないでそのままにしておいています。
こんなに流れ出した後でも、U字型に彫り込んだ掻き傷のなかいっぱいに、よい色の漆が溜まっています。ムード


バッド(下向き矢印)ちょっと見えにくいですが… 真ん中の木が今回掻いた木ですよ。
2015IMG_9886.jpg
これから採取予定の枝は、少しづつ径が太いものにターゲットがうつります。
なので、ウルシの量に期待ですね。
ですが、しかしexclamation 
私も先ほど松本から聞いてちょっとビックリしていたんですが、今回の漆掻きは実験なので、

漆 樹 液 は 採 ら な い

ということを、さっき知って驚いています…。がく〜(落胆した顔)
えーーっ、そうなんだ…。(ガックリ)
今回は枝メインの実験漆掻きですから、もともと量は見込めないと思っていましたが…。
それでも、おちょこ一杯くらいは採れて、何か小さいものでも作れるか、チョット楽しみにしていたんです。あせあせ(飛び散る汗)
…まったく、オタクの考えることはわかりません。ブツブツ。



2015IMG_9921.jpgさて、今日のおまけ写真は…
今日もお気に入りの場所でくつろぐうり坊です。
最近、うり坊の劣化が著しく;;ちょっと心配です。
いちおう元気ではあるんですが… 
ションボリした後ろ姿を見ると、取り越し苦労でしょうが気になります。

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2015年07月21日

■2015年3回目の漆掻きをしました。

連休は、2才9ヶ月の娘と思い切り付き合い、くたびれました。もうやだ〜(悲しい顔) 
善通寺市は陸上自衛隊の駐屯地で、娘は自衛官さんのお子さんが多い保育所に通っているからなのか、いつの間にかほふく前進を覚え、筋力アップに余念がありません。おそろしい…。
昨夜は、夜なべをあきらめて、娘と一緒に夜9時〜朝7時の10時間睡眠を取りました。が、その貯金も今日の夕方で使い果たしました。
年のせいか低血圧のせいかそれとももう夏バテなのか…? もうちょい体力が欲しいーー!!!

さて、そんな今日は昨日行った、漆掻きについてのご報告をしたいと思います。


    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)



バッド(下向き矢印)7/20に、3回目(3本目)の枝の漆掻きをしました。
漆かき 漆掻き 四国 香川県 善通寺 松本和明
※1回目 6/30 ※2回目 7/13
1回につき、箒状になった細い枝を一本ずつ漆掻きして、次回は新しい別の木に移るという、一般的でない漆掻きをしています。
今回出た樹液ですが、前回よりかなり色が良くなってきました。
前回掻いた木よりも、若干径が大きいので、樹液の量も多いですよ〜。


バッド(下向き矢印)そしてこちら。
2015IMG_9747.jpg
上の写真のウルシと同じ枝ですが、もう少し上の部分の傷の写真です。
下からあがってくる漆樹液の色と、上からおりてくる漆樹液の色は少し違うのは、ふつうの辺漆と同じですね。




2015IMG_9756.jpg
前回の樹液の様子から、2回目の枝掻きの伐採のタイミングは、3回目の枝掻きの直前まで置いておきました。
伐採のタイミングを前回と変えてみて、調子が良さそうだと思ったので、3回目以降もこんな感じでしてみようかな?と考えています。


バッド(下向き矢印)伐採した切り口の様子はこんな感じ。
2015IMG_9755.jpg
切り口の漆の出具合が、1回目(右)と日を置いた2回目とでかなり違います。


バッド(下向き矢印)日を置いて伐採した梢の切り口も様子が違っています。
2015IMG_9754.jpg

…台風がどんどんやってきたりして、予想どおり?順調には進まない漆掻きですが…。
これから夏本番、お天気も安定して、4日おきの漆掻きができればいいなあと思います。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_9761.jpgさて、今日のおまけ写真は…
朝、玄関に出たらこんなものが!
ミルミルの置き土産です。ふらふら
どうりで、シッポの短くなったヤモリさんが、工房の窓ガラスにたくさん出没するワケです。あせあせ(飛び散る汗)


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2015年07月13日

■2015年2回目の漆掻きをしました。

今日はひさしぶりに晴れましたが、すごい猛暑でしたね…。
保育所から戻った娘が、一日ですごく日焼けしていてビックリしました。がく〜(落胆した顔)
そんな今日ですが、やっと2回目の漆掻きをしました。前回の漆掻きは6/30でした。雨続きだったので、約2週間ぶりです。
コレって職業の漆掻きさんではありえない?間隔でしょうねえ…。でも、いいんです。
量を採りたいのではなく、オタクがマニアックな漆を得たいというだけなので、ムリはしていません。

      (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)


バッド(下向き矢印)ちなみに、6/30に掻いた枝は翌日に切りましたよ〜。
2015IMG_9263.jpg
こうして見るとけっこう長いですね〜。


注/こんなふうに仕立てた木を掻いてます。
うるしかき 国産漆 香川県 善通寺市 松本和明 和うるし工房あい
一度伐採して、箒状に再生した木から漆を採ります。
分かれた枝一本を一気に傷を付け、下から上まで掻いていきます。


バッド(下向き矢印)1回目に掻いた木は、こんなふうにワイルドに叩き切っちゃってますよ。
2015IMG_9265.jpg

初回の漆掻きは、一番細い枝から採取しました。
2回目は、2番目に細い枝の採取です。前回よりかはいくらか漆樹液を採取できましたが、ぜんぜん量は少ないので、器にたまるほどではありません。


バッド(下向き矢印)本日は、2番目に細い木を掻きましたexclamation
漆掻き 松本和明
漆樹液の色が、前回とちょっと変わってきていますよ〜。
晴れが続いたら、樹液の様子を見ながらですが予定通り4日間隔で掻いていきたいと思います。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_9431.jpgさて、今日のおまけ写真は…

ウルシの葉っぱの上でくつろいでいた、小さなカミキリムシさんです。
たまに見かけますけど、お洒落な模様をしていますよね。ぴかぴか(新しい)

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2015年06月30日

■今年の漆掻きが始まりました。

先日、人間ドックを受けた松本…。
結果待ちでドキドキしていますが(私のほうが;;) 先生からは、たぶん何もないだろうと言われた上で「しかしあなたの場合、体重がなあ〜。あと10キロは痩せたら?」と言われています。おおっ出た。10キロですかーー。がく〜(落胆した顔) 
それより私もやせたいです、まず2〜3キロでいいですから。
…どうしたら痩せるんでしょうか?? 子供がいるからのんびりウォーキングは難しいし…。夜食を控えて、なおかつ仕事をたくさんして、体を酷使するしかないですね。

さて、そんなどうでもいいことを考えながら?今日から漆掻きをやっとスタートさせました。ぴかぴか(新しい)
      (※注 通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)

バッド(下向き矢印)最初の傷つけ。
2015年漆掻き 和うるし工房あい  香川県善通寺市 松本和明
今年の漆掻きは実験の漆掻きです。辺掻き(幹からの漆掻き)というより、枝掻きです。


バッド(下向き矢印)こんなふうに仕立てた木を掻きます。
うるしかき 国産漆 香川県 善通寺市 松本和明 和うるし工房あい
一度伐採して、箒状に再生した木から漆を採ります。
分かれた枝一本を一気に傷を付け、下から上まで掻いていきます。


バッド(下向き矢印)今回使用する道具たち。
漆掻き うるし掻きに使った道具
左から鉈、掻き鎌、掻きヘラ、掻きカンナ、樹液を入れる容器です。


バッド(下向き矢印)まず下草を刈ります。
2015_8987.jpg
作業環境を良くするための作業です。よけいな枝も少し落とします。

バッド(下向き矢印)傷つけします。
2015_9003.jpg
枝掻き用に仕立てたカンナを使っています。


バッド(下向き矢印)切った直後。じんわりほぼ透明な樹液がにじみ出てきました。
2015_9031.jpg


バッド(下向き矢印)すぐには採らずに1時間放置。いくらか樹液がたまってきましたよ〜。
2015_9065.jpg
一般的には漆樹液は、最初は乳白色ですが、空気に触れて黒く色が変わります。


2015_9079.jpg
今日、採れた漆はこれです。器にはとうていたまりません。あせあせ(飛び散る汗)
最初の傷つけは、一番細い枝なので… ほとんど採れないものなんですね。

そんな感じで今日の作業はあっという間に終わりました。
自分の家の庭だから、ホント気楽なもんです。以前、漆掻きに通っていた時(特に徳島とか高知とか県外の山とか…汗)と比べると大違いです。こんな軽作業で、この夏やせるのかしら…??



2015_9088.jpgさて、今日のおまけ写真は…

漆掻きの応援?うり坊です。
今年は思いっきり猫たちにジャマされそうな予感です…。
(みんなヒマだもんねたらーっ(汗)
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2015年06月29日

■明日から、漆掻きをスタートします。

梅雨まっさかり、今年の七夕も曇り空でしょうか。
先日の夏至もバッチリ曇りで、日の長さのありがたみをぜんぜん感じませんでした…。ふらふら
そんな6月ももう終わりです。今月は決して数は多くないですが、日本各地の漆樹液産地で、「漆掻きスタート」のニュースが飛び込んできましたね。ムード
じつは今年は、うちの工房でも、数年ぶりに漆掻きをする予定なんですよ〜。
はたして、いったいいつ始まるのやら??


バッド(下向き矢印)ターゲットのウルシの木ちゃんです。
和うるし工房あい  ウルシ畑 漆畑
工房の庭のウルシの木です。工房の敷地内、木工場の隣に2本並んで立っています。
将来、漆掻きをするために育てている、五色台の漆畑の木ではないんですね〜。
※五色台の漆畑 (五色台のウルシの木は、2018年ごろに漆掻きを開始する予定です… まだ先なのね)


バッド(下向き矢印)それにしても… 今年は葉っぱがものすごく多いわあ〜!
松本和明 漆掻き
昨年と比べても、かなり葉っぱのボリュームが違うような気がします…。
これはとってもいいことで、木に勢力がある証拠なんですよ。葉っぱが漆樹液の工場なので、たくさん樹液が生産されます。

今年は大きい?ウルシの葉
しかも、葉っぱがやたら大きい…たらーっ(汗)
私の手のひらに匹敵するサイズの葉っぱが簡単にみつかります。

四国 香川県 うるし掻き

このウルシの木ちゃんは、工房スタートした時に植えた木です。
…だから、もう15才近くなりますね。でも、その間に2回ほどバッサリ切ってしまい、現在の木は更新木なんですよ。


バッド(下向き矢印)伐採のあと… 切株から箒状になっています。
うるしかき 国産漆 香川県 善通寺市 松本和明 和うるし工房あい

通常は、箒状から整えて、1本のみ残して大きくするんですが… 箒状に大きくなったウルシがほしいのでこのままにしてました。
頃合いの太さになったので、古典…からうけたイメージを庭の漆で再現するつもりなんですよ。
…と文章にしても、「??」という感じだと思いますがあせあせ(飛び散る汗) たんに漆樹液を得るための漆掻きではないってことです。
ほんのお遊び?松本が「こんな掻き方したら、こんな漆が採れるんじゃないかな〜〜」と以前から思っていたことを、条件に合うくらいに庭の木が成長してくれたので、今回確認してみるというわけです。(つまり、自己満足の実験の漆掻きなんですな〜)
さて、うまくいくのでしょうか?
あしたから、開始してみようと思います。ワクワク〜〜。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8949.jpgさて、今日のおまけ写真は…

ウルシの木の住人のアマガエルちゃんです。
今日もツヤツヤきらきらしています。ぴかぴか(新しい)
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2015年01月19日

■今年、実験をするウルシの木です。

工房のネコたちの食欲がすごいです。あせあせ(飛び散る汗) 
何度も何度もオカワリを要求し、でもやっぱり足りないらしく…。ブーイングよろしく、カタカタカタカタ激しく猫皿をまわします…。(忙しいときはこれがけっこう心理的にこたえる) そんなにゃんこ達の心打たれる真摯な姿を見て、2才の娘はフードの入った容器を開けて、ドバーーーッと勝手にゴハンをあげるようになってしまいました。がく〜(落胆した顔) 「ダメよ〜ダメダメ」と必死に言っても娘はキョトンとして分からず。(背後でモーレツにフードを食べるミル&うり坊の姿)
…も〜〜食事制限中のむぎ君が目をランランとさせているというのに〜〜。
工房のネコたちも、ミルミルを筆頭に10才、9才、8〜7才(うり坊年齢不詳)とシニア世代に近付いているはずなんですが…。ミルがあまり狩りをしなくなったくらいで、見かけも変わらずまったく食欲は衰えてくれません。たらーっ(汗) むぎ君とうり坊の確執はあいかわらずだしぜんぜん丸くなってくれないし… ハア。
最近のネコさんは長生きですから、うちの子たちもまだ人生の折り返しくらい…なのかなあ?
とうぶん娘の遊び相手としては、頑張ってくれそうですが…。

さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。


バッド(下向き矢印)工房の庭のウルシちゃんです。
ウルシ
工房の庭には、観察用のウルシの木が数本あります。(漆掻き用のウルシ畑は、車で1時間ほどの高松市にあるのです)
写真のウルシは庭の中で一番古く、工房が始まった年に分根の苗を立てたものです。
なんども切ったせいもあり、このように株から細かく木が分かれて伸びています。
3_7_kiru_1_a_.jpgこんなふうにズバッと切っております。 


バッド(下向き矢印)こちらはお隣のもう1本の木です。
2015IMG_3527.jpg
このウルシちゃんも諸事情により一度根元から切りました。
脇からたくさん枝が伸びましたが、1本だけ残して伸ばしたので、箒状にはならず1本幹の更新木となっています。根元からバッサリ切ってしまうのは可哀想な感じですが;; 一度漆掻きをしてしまうと、きちんと伐採してあげることが大事なメンテナンスになったりするのです。
じきに、こんなふうに更新木が伸びて、次の漆を採ることができるんですね。

実はこの2本のウルシの木を使って、以前からしたかった実験の漆掻きを今年の夏はしてみようかなあ〜と松本が言っています。
漆樹液を採取すること、ということよりも、ちょっと学術的にいろいろ検証してみたいことがあるので、それを個人で試してみるのが目的です。
家から出てすぐウルシの木があるのって、とても便利ですね〜。そんな意味でも今年はいろいろ楽しみな年です。わーい(嬉しい顔)



だんごむしさて、今日のおまけ写真は…

今年も出ててきました…!! ダンゴムシになったむぎ君です。
いろいろめんどうな?ネコさんたちですが、冬の猫団子には癒されます。ぴかぴか(新しい)
今こそは華麗なダンゴ姿ですが、ダイエットする前のおデブ時代は、ぜい肉が邪魔をしてまんまるになることができなかったという過去を持つむぎ君だったりします。


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