一気に春が進化してまいりましたね。

そんな昨日、松本が所用のために奈良へ出張へ行っておりました。

こんな標識が… 奈良らしい風景ですね。


シカさんがこんなに〜〜

でも、観光に来たのではないのが残念です。
さて、この日はお世話になっている漆の先生のところで、ウルシの木の剪定(芯止)を行いました。
めったにしない仕事ですので、写真を少し撮りました。
興味のある方もいらっしゃると思いますので、ちょっとご紹介いたしますね。

芯止とは…。
庭木の場合、植えた樹木が大きくなりすぎると問題がある場合があるので、芯止を行い大きさの制御を行う事があります。ウルシの木となると… 隣家にも十分配慮しないといけませんし

今回のウルシの木は8年前に漆掻きをしたあとに一度伐採したのですが、さすがにもう元通りくらいの大きさになってしまったので、この作業をする事になりました。

いきなりですが… 芯止の終わったウルシの木です。

ウルシの木さん、ごめんなさい〜。
樹の先端部分を伐り、切断面に防腐剤を塗っています。

今回使った防腐剤はこれ。

これで、しばらく大丈夫だと思いますが…。
何年か経つと、また芯止が必要になります。

今回、剪定したウルシの枝を立てかけています。

暖かい日差しで枝があたたまり、樹液がにじみ出てきていましたよ〜。

漆の樹液は、このように外樹皮の下にある『漆液溝』というところだけから出てきます。
松本いわく、庭木で育てているウルシは、早めのサイクルで漆掻きをする方がおすすめだそうですよ。(大きくなりすぎると、いろいろ作業が大変になります)お庭って、利便性は良いですが、山と違ってスペースも限られていますからまた違う配慮がいるようです。

さてさて、そんなこの日のおまけ写真は… これって桜の花の一種でしょうか? 奈良市内で見つけた色鮮やかなお花です。古都も春の気配でいっぱいで、とても去りがたかったです。
いつもありがとう…→ 

posted by 宮崎佐和子 at 22:43|
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■ ウルシの木の記録