
御年81才にして、知的でお洒落で歯に衣着せぬ物言い、足下にもおよびませんが、憧れます。
年末からずっと台湾にいたという金さん、きのう日本に戻り香川県へ直行、今年の初仕事がこの講演会なんだそうです。
「日本再生始まる」がテーマだったのですが、世界的なことを始め、身の回りの物事を正しく判断する力の大切さを語られてました。話題の一つとして、のちに薬害で問題になる睡眠薬が大人気だった時、娘さんを妊娠中で体調不良だった金さんは「つわりに効く」と家族に薬をすすめられたけど、「辛いつわりも自然現象、私は薬はいらない」とはねつけ、その判断が我が子を守る結果となったエピソードを話して下さいました。
…エーッ!こわい!わたしなら、飛びついて飲んでいたかも…。

恥ずかしながら、某睡眠薬が、つわりの対処法として服薬されていたことを、初めて知りました…。自分の鈍さにヒヤッとしましたよ〜。

今年も始まったばかりですもんね。
かすかな感度を一生懸命育てながら進んで行きたいと改めて思いました

さて、そんな今日は、中塗り部屋の漆室をちょっとのぞいてみようと思います。
↓いま、こんなものが入っています。


木地固め中の小鉢ちゃんたちです。トチ材で松本が木工旋盤で挽きました。

手に取るとこんな感じです。

径13cmと名前の通り「小鉢」なんですが、銅鑼形タイプでかなりボリューミーなラインです。
手に持ちやすく、そこそこ厚みがあるので、お鍋の取り皿にも良さそうな感じです。
陶器ではないので、手が熱くならないのがいいですね。木は熱伝導率が低いので、それも大きな魅力だなと〜といつも思います。(特に冬場は実感… あたたかいお料理も冷めにくいですもんね♪)
これらの小鉢ちゃんは、一部5枚組などセットも作りながら、すすめていこうと思います。


今日のおまけ写真はミルちゃんです。
寒い木工場も、西向きなので午後は温室のように一時ポカポカします。
今年、13才になるミルちゃん、いつまでも木工場の主として元気でいてほしいです。