2007年04月17日

■漆かぶれについて/5

今まで私達が体験した、過去最強のうるしかぶれ話を少々。

iモード私の場合

それは岩手県の浄法寺町で漆掻き(漆樹液の採取)をした時のこと。
漆を採るのはもちろん、資料作りの一つとしてモデルになって撮影もしており、せっせと仕事に励んでおりました。

さて、ひと仕事をして「今日は漆もがあまり手に付かなかったし、いっぱい採れたし良かった〜」と思いながらお部屋に戻って鏡を見ると
顔にほくろが増えているじゃありませんか! 

ひええっと思ってクレンジングや油で揉みましたが、全然ダメです。
新鮮な樹液は、肌に吸い込み浸透してまさに“ほくろ”状となって皮膚と一体化していました。
どうやら接触した瞬間にすーっとしみ込んで定着しているような気配なのです。

4/17宮崎漆かき
この時ですね…
ほくろが増えているのも気づかずに。がく〜(落胆した顔)


(翌日はほくろが堅くなり、だんだんカサブタ状になりました)
漆を採る時の傷から出た瞬間にほとばしる、超フレッシュな樹液の生命力というか、新鮮な樹液のきめ細かさに驚きつつも、さすが浄法寺の漆だなあ…と感心したり。
漆の仕事で、漆が皮膚に付いた時はあくまでも“皮膚の上に乗っている”という状態ですが、この時は違ったなあ。

(あ、かぶれ自体は残念ながら?たいしたことなくて、ほくろの周囲が赤くかゆくなっただけでした。でも場所が場所だけにしばらくご機嫌ナナメ…)
でもこの脅威の浸透力、化粧品とかに反映できないかな?と今でも思ってみたりします。




posted by 宮崎佐和子 at 18:18| Comment(2) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年04月09日

■漆の新芽を食したその後。

さて、4/4に初めて“漆の芽の天ぷら”を堪能した私たち。
多くの方にご心配をおかけしたようで… (^^;) その後の様子をお知らせしたいと思います。

あれから5日以上経ったのでもう体内を通過したと思うのですが、

なーんにもありません。


よかったあ。
食後に気になる舌のピリ感が多少あったのですが、それもすぐに消えすっかり通常モードです。
松本は平気でパクパク食べていたんですが、私はやや警戒していたので控えめでした。今思えば、もっと食べておけば良かったなあ。
(さて残った天ぷらは、夕食に少し食べてみましたが、時間が経つとあまりおいしくありませんでした。やはり摘み立てをすぐ食べる、がベストみたいです)
新芽、まだまだ出ている最中なので、まだ食べようと思えば摘めるのですが、もう来年の楽しみにとっておこうと思います。

4/9漆の芽を摘んだあと。
芽を摘んだあとの漆の枝。
にじみ出た漆樹液が真っ黒になってますあせあせ(飛び散る汗)

これを見て松本は「いい色の漆だ…」とにんまりしていました iモード

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posted by 宮崎佐和子 at 22:34| Comment(15) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年04月04日

■禁断の味?タラの芽の天ぷらではありません。

今日は風が冷たいけど、いいお天気の日です 晴れ
ウルシの芽のてんぷら… 「おいしいけどかぶれる禁断の味」はほんとうでしょうか。芽が伸びてしまわないうちにためしてみようと思います!!!

4/4漆の天ぷら1
山菜採りのように…いそいそと芽を摘む松本。
(自宅の庭なのですが…)

4/4漆の天ぷら2
摘んだ切り口から、漆の樹液がにじみ出して危ない感じです。


4/4漆の天ぷら4
さて、たくさん採ってしまいました(だって楽しいんだもん♪)
今回は徳島産の阿波うるしの木の芽を採りました。木もたくさんあるし、けっこう芽が伸びているので… ^_^
味の差を比べてみようと、いろんな長さの芽を摘みました。

4/4漆の天ぷら5
けっこう虫がついていたりするので、よく水洗い。
ころもを用意して、揚げま〜す!

4/4漆の天ぷら6小さいのひとつ、揚がりました!
あれれっ、赤かった新芽がきれいな緑色に…!?

揚げている最中、ずっと甘くて香ばしい匂い(アーモンドもしくはピーナッツに近い香り)が周囲に立ちこめます。
うわ〜けっこうこれは期待できるのかな。どきどき。


これが禁断の珍味?
「漆の新芽のてんぷら」です。
4/4漆の天ぷら7
4/4漆の天ぷら8う〜ん、タラの芽の天ぷらソックリです。これは間違えそうになるのも無理がありません。
では、この「輪島の塩千俵」を添えていただきます!

4/4漆の天ぷら9
4/4漆の天ぷら13
どきどき。いよいよ行きます!




………。

「あれっおいしいよ…」
「すごーくおいしいよ!」


…というかんじで、ウルシの芽の天麩羅はすごく美味しかったんです!わーい(嬉しい顔)
松本いわく「甘味が強くて香ばしく、やはりナッツ系の香りは強い。芯の部分はピスタチオのよう。しかも食感は軽く、筋はない」…とのことです。

私は味オンチなので、そこまで感想は言えませんが…。^_^:
間違いなくおいしいです。
確かに甘くてしかも旨味が強く、山菜にありがちなエグ味は全くありませんでした。「うるしの芽」と知らなければ「美味しいわぁ」と老若男女問わず誰でもパクパク食べちゃうこと請け合いです。

4/4漆の天ぷら
さて、きょうの食材です。笑

今回はいろんな成長差の新芽を採って試してみたのですが…
かなり大きい芽(というかもう葉っぱ)でも、柔らかく美味しく出来ました。
でも、味が濃厚で旨味の強いのは、矢印部分の軸にあたる部分でしょうか。柔らかくほんの少しねっとりした感じで、うまみが濃い。葉っぱもおいしいのですが、衣がたくさん付いてしまうので、その分、衣の味に押されてしまいます。
さて、一番右側の漆の芽の切り口が黒くなっていますが、これは漆の樹液です。(もちろん皮膚に付くとしっかりかぶれますあせあせ(飛び散る汗)) 

春の珍味に舌鼓を打った、松本と私ですが…
「ねえ、なんか舌がピリピリしない?」
「うん、する…」

…となんだか危険な余韻を感じています iモード
※かぶれることも考えられますので、安易にまねしない方がよいとおもいます。

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posted by 宮崎佐和子 at 18:06| Comment(21) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年02月13日

■漆かぶれ、その後2

2
/6に紹介した、松本和明の漆かぶれ。患部は手首の内側です。
2/13漆かぶれ
もうほぼ沈静化してます…腫れも引きました。
そうとう軽度のささやかな漆かぶれでした!!
松本いわく
『今回は皮膚が溶けるとこまでいかんかったな〜』
…となんだか物足りなさそうです。


でも、今度は私の方がかぶれてきています。
いまパネルの仕事をしているので、漆を使う量も多いです。きのうは糊漆をたくさん使いました… アレレ、なんか顔がかゆ〜い(>.<)と目をこすりながら過ごしていると、案の定マブタが腫れぼったくなっているよ〜〜バッド(下向き矢印)  でも分かってて掻いているんだから、仕方ないです。^^:

糊漆は接着性の高い下地漆で、文字どおり「糊」と「生うるし」を約半量ずつくらい混ぜたもの。乾くのが非常に早いので、とーってもかぶれやすいです。
マブタの腫れは軟膏を塗ったのですぐ落ち着きましたが、やっぱり気をつけようと思いました。


posted by 宮崎佐和子 at 19:05| Comment(5) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年02月07日

■漆かぶれ、その後。


2/7漆かぶれ

昨日の漆かぶれですが、腫れが広がってきました。(目立たないけどちょっと水泡もできているそう)
もともとかぶれには強い体質なので、そのせいか今回もあんまり痒くはないようです。


posted by 宮崎佐和子 at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年02月06日

■松本が漆にかぶれました。


昨晩、遅いお風呂に入っていた松本。
そのとき「?? あれっ腕に漆が付いてる。気付かなかった」と手首の内側の柔らかい部分にしっかり漆が染み付いた部分を発見しました。
そして今日見ると、やっぱり少しかぶれてきているではありませんか…。

2/6漆かぶれ
中央に二ケ所、べたっと漆が付いているほか、
その上に漆がこすれて付いた跡もあります。

漆の付いた黒い部分の周辺がちょっと赤くなっているの、分かりますか??

漆(時に生うるし)は、肌に付いた時は色がうすくて目立たなくて気付かず、仕事が終わってお風呂に入っていると『あっ!』ということがよくあります。^^: しかもその時は肌にしっかり浸透して、硬化しているんでどうすることもできないんです。
これからどのくらいかぶれるかは、待ってみてのお楽しみです iモード


posted by 宮崎佐和子 at 20:22| Comment(9) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2006年11月20日

■漆かぶれ、数日後のようす。


2、3日前に手首に漆がついたのを「ま、あとで」と放っておいたのが、付いた痕どおりにりっぱなかぶれになりました。そして今。
11/20漆かぶれの写真

あれからちょっとかゆくなり、たいした痒さではなかったんですが、“イラッ”とした時に何度か掻いてしまいました。(親指の付け根と手首の上がかたぶたになってます)
ホントは掻くと悪化するので、なるべく触らないのが一番だけどそうはいきません〜。笑

腫れ自体はピーク過ぎてます。普通の人だったら手首が曲がらなくなるほど腫れたり他のところまで広がっていると思います。

よく「うるしかぶれは、湿疹or水泡を伴う」と書かれていますが、自分の漆かぶれをみる限りは、いきなり水泡ができる訳でなくって、腫れて皮膚が膨張しているところに爪で掻かれて、ちょっと表皮が浮いてそこに体液がたまって小さな水泡がぷつぷつできるって感じです。
(なので、掻かなかったかぶれは水泡ができない、傷にならない)

どのみち、かぶれないのに越したことはないですね。^^: iモード
posted by 宮崎佐和子 at 19:41| Comment(5) | TrackBack(1) |   漆かぶれについて

2006年11月18日

■漆かぶれ。かぶれた手の写真です。

かぶれました。
こんなにかぶれたのは、久しぶりのような気がします…

11/18漆かぶれの写真
例の丸重箱の中塗りをしたのですが、その時に左手に器の端があたってウルシが付いたようです。(ようです、じゃない、確かに付いてました 笑) 
そんなに勢いのある漆じゃないし、とタカを食って後で洗おう…と思って放っておいたか、洗い忘れたか。(あ“洗う”といってもお水で洗うのではありません、オイルか専用クレンジングです。水で洗うとかぶれがひどくなります)
どんなに丸くなったウルシと言えど、日本産だなあ。
それに、体調の良くないときに仕事をするとこうなりやすいみたいです^^; …はっきり覚えていないし。(でも今回はあまり痒くない…お風呂に入ったらかゆくなるかな?)
塗ったものがきちんと仕事できていたのが、幸いでした。あせあせ(飛び散る汗)
posted by 宮崎佐和子 at 01:05| Comment(3) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2006年11月11日

■漆かぶれについて 4


今まで私達が体験した、過去最強のうるしかぶれ話を少々。

iモード松本の場合
あれは忘れもしないいつだったか…(忘れとるじゃないの←麺通団風。)
松本は以前岩手県に半年間滞在し、漆かき研修生として過ごしました。その期間、花粉症になり(周囲は杉林が多かった)そのせいか漆にもかぶれるようになりました。(それまでかぶれたことがなかった)
さて、漆掻きを終えた木は“殺し掻き”といって切り倒します。松本はトラックで山の漆畑に行き、掻いた漆の木にお礼を言って切り倒しました。
その木を動かす時に、木の幹の切り口を太股で押したのですが、その時に木口からにじみ出た漆の樹液がべったり。
その時、松本はジーンズの上に雨カッパという姿だったのですが、ウルシ樹液はその繊維を突き抜け皮膚に到達。
『ありゃしみ込んだかな』と松本は思いつつ、今までかぶれたことのない彼は『ま、いっか』とそのまま作業、帰宅しました。
風呂に入る時、幅10センチ縦5センチの染みを足に発見し、その日の出来事を思い出したのですが、チットモ気にせず放っておいたそうな。
さて、問題は翌日。
また風呂で彼はいつものように体をごしごし洗っていました。
すると、例の箇所の皮膚がぺろっとめくれて無くなったのです! あぜんとして皮膚のなくなった、大きな傷口を見つめる松本…。
翌日、車で岩手県から四国に戻った彼でしたが「いや〜傷口とジーパンがくっついて、アクセル踏むたびに痛かったわ」とのことでした。(←病院に行くという発想じたいがない)

それ以来、松本は人並み?に漆かぶれするようになり「いっぺんかぶれて見たいわ」と豪語していたことが無事成就したそうです。

11/11岩手県の松本
当時の松本和明(岩手県浄法寺町にて)

posted by 宮崎佐和子 at 19:33| Comment(4) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2006年07月25日

■うるしかぶれの予防法。


うるしにかぶれなくてすむ方法ってあるのでしょうか? かぶれる運命にあったとしても、少しでも回避することはできないものか。
前回、「漆かぶれの治療法」を書きましたが、今回は予防について少々…。

一番の予防はなんといっても「漆と名の付くものに近寄らない」「ウルシ科の植物があるところに絶対行かない」これに尽きます。そのため、ちゃんと正しい知識を身に付けておかなくてはいけません。

しかし、そうはいっていられない場合もあります。金継ぎの講習を受けるつもりでいる、お母さんが漆芸教室に通い出した… などなど、人生の中で1度や2度はどうしても漆に接触しなけれならない時があるかもしれません。
以前、私は漆を扱う関係者の皆さんにどう予防をとってらっしゃるのか聞き込みをしました。どれも有益なお話ばかりなのでご紹介しますexclamation

<漆の作業の前に>
●ベルツ水を肌に塗っておく。
※皮膚の荒れ止め用化粧水。グリセリン・アルコール・水酸化カリウムを主成分とする。薬局で入手。
●油分の多いクリームを肌にぬり込んでおく。(女性はお化粧をきちんとしておくとよい)


つまり、肌に薄い「保護膜」を作ってやるわけです。本当に薄〜いバリアですが、これがとても良い効果をもたらしてくれます。この「バリア」は手だけでなく、手首・腕・顔・首などの広範囲に作るとより効果的です。


<作業の後・漆がついていなくても>
●植物油で、手のひらをよくもみこんで、洗剤で洗い落とす。
●化粧用のクレンジングで手を洗う。


漆が付いていないように見えても、作業後は微細な飛まつが肌についた状態かもしれません。これらの方法はそれを取り去る作業です。
さてここで注意したいのは、水を先に皮膚につけない ということです。どんっ(衝撃)水で漆は落ちません、落ちるどころか漆の硬化が進み、ますます皮膚に密着します。
上記の方法で手を洗う時も、まず先に植物油・クレンジング剤を濡れていない皮膚に付けてよ〜くもみ込み、そして洗い流します。これを間違ってまず水で落とそうとするとかぶれがさらに促進することがありますどんっ(衝撃)要注意!です。


※うちのお役立ちさん。
7_25_ro-yaru_.jpg
ローヤルという、工業用油汚れ洗浄剤です。中にきれいなピンク色の透明なジェルが入っています。これを作業のあと、ポンプで押して手を洗うのですが、とってもよく漆やての汚れが落ちます。(化粧水のような良い香りもする。ポイント高)
ちょっと高価なのですが、ハタノさん(高松市ある漆材料店さん)に小分けしたジェルを売っていて、これを試したら気に入ったので本ボトルを購入。水が使えないところでもOK、便利です。漆作業用に作ったものではないようですが…とっても調子が良いですムード

「漆かぶれについて」一覧の記事もぜひどうぞ。
「かぶれる木、うるしの木とハゼの木 葉っぱの比較」の記事もぜひどうぞ。

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posted by 宮崎佐和子 at 03:23| Comment(342) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて
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