2013年12月07日

■すっきりした欅一口麦酒杯です。

子供ってほんとうにじっとしていませんね…。
何か強い使命を帯びた人物のように、せっせと引出しを次々と開け、中身をドバーッと出し、そして次のターゲットへ…。
もともと片付いているとは言えない家ですが、娘の通ったあとがはっきり分かるくらいの惨事となっています。あせあせ(飛び散る汗)
あれっ静かにしているな?と思ったら、たいてい悪いことをしているんですよね〜。(化粧水をドバドバ出して床にヌリヌリしているとか)うう…けっこう疲れます。

さて、本日も伊勢丹さんの会場に多くの方にお越しくださいましてありがとうございます。
明日も会場で松本がお待ちしております。
作務衣姿のおじさんがいましたら、お気軽にお声かけくださいね。わーい(嬉しい顔)


バッド(下向き矢印)今回、伊勢丹さんに出品中の新作たちです。
一貫制作
どれも、松本が挽いた木地ですよ。どれもお気に入りだそうです。
今日はこのうちの一つ、欅一口麦酒杯をご紹介しますね。


バッド(下向き矢印)欅一口麦酒杯。
欅一口麦酒杯 国産漆
欅一口麦酒杯 2
味わい深いビールを一口いただくのに、ちょうどいい大きさです。

バッド(下向き矢印)アップにしてみました。
欅一口麦酒杯 
一見、黒塗りにも見えますが、濃い色の木地溜なんですよ。なので、こうして欅の力強い木目を楽しむことが出来ます。
口当たりが良く、そして水切れもよい、大人っぽい麦酒杯です。
ぜひ、会場で手に取ってごらんくださいね。ぴかぴか(新しい)



うり坊さて、今日のおまけ写真は…
 木工場でお昼寝中のうり坊です。
脱走むぎ君を発見した功労者ですが、その後のむぎ君のうり坊イビリがひどいひどい。
なんだか哀愁漂う背中のうり坊です。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年12月06日

■漆のうどん鉢です。

今日は、迫力たっぷりのうどん鉢をご紹介いたします。


バッド(下向き矢印)どど〜〜ん。
うどん鉢 漆器 国産漆1
は、迫力ありますねーー。あせあせ(飛び散る汗)
デカ可愛いこのうどん鉢ですが、径が18cm近くもあるんですよ。
古風な菊紋が銀彩で描かれています。こんなに大きいですが、ヒノキ材ですので、意外と重くありません。松本が挽いた一品ものです。

うどん鉢 漆器 国産漆2
うどん鉢 漆器 国産漆5

バッド(下向き矢印)和×和のお椀と比べても、本当に大きいですね…。
うどん鉢 漆器 国産漆4
このうどん鉢ちゃんを眺めていると、心なしか大デブの三毛猫ちゃんを連想してしまうのは私だけでしょうか…?
いま開催中の伊勢丹新宿店さんでの作品展に出品中です。
この週末も漆オタクの松本が、会場でお待ちしております。わーい(嬉しい顔)



2013IMG_9031.jpgさて、今日のおまけ写真は…。昨日の脱走むぎ君事件の後日談です。
行方不明のむぎ君が帰ってこないかなーと玄関を開けて待っていたんですが、その希望とは逆に今度が娘が逃亡しちゃったexclamationの図です。(即回収あせあせ(飛び散る汗)


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posted by 宮崎佐和子 at 23:08| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年12月02日

■丸めんぱ三段重箱「つばき」

いよいよ横浜の高島屋さんでの作品展も明日が最終日になりました。
あと1日ですが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

横浜会場
←横浜での会場です。
松本が木彫の実演をしております〜。







もうフリーカップが残りわずかとなっているみたいです。あせあせ(飛び散る汗)
最終日は会場が午後5時までとなっておりますので、ぜひお早めにお越しくださいね。ハートたち(複数ハート)
そして…。
あさってからは、すぐに伊勢丹新宿店さんでの作品展が始まりますexclamation
こちらの方も、何とぞよろしくお願い申し上げます。


そんな今日は、新宿に出品する新作をご紹介いたしますね。

バッド(下向き矢印)今回はこちら…。
つばきの重箱 めんぱの三段重 国産漆100%
めんぱの三段重箱「つばき」です。(私の数少ない新作です;;)
五寸サイズ(約15cm)の小さめの可愛らしいお重箱です。縦、横ともほぼ同サイズという比率も可愛さに拍車をかけています。
そんなめんぱのお重箱の木地を、やわらかい手当たりのよいラインに整えて、黒地に箔を散らし、赤いツバキの花を添えてみました。

つばきの重箱 めんぱの三段重 国産漆100%2
内側は、刷毛目を立てた朱溜変わり塗りです。
椿のお花は、赤一色ではなく、白い斑をプラチナ箔であらわしてみました。
…しかし上塗りの漆の色がいつもより濃くなってしまいあせあせ(飛び散る汗) 撮影をした時はまだお花の色がちょっと沈んでいますが…。もう少し時間が経つと明るく浮き立ってくると思います。
こうした変化を楽しめるのも、漆の楽しいところですね。ムード



スプーンさて、今日のおまけ写真は…

欠けちゃいました… 娘のスプーンです。
今日、はじめて彼女はスプーンを持って自分でご飯を食べましたexclamation ビックリです。
以前からスプーンを握って、お椀をガシガシつついているなーと思っていたんですが…。今日はご飯をちょっとこぼしながらも、すくってお口に入れて食べて完食。
その嬉しさのあまりか、スプーンに力を入れてしまったみたいですね。いきなりだったので、母はおどろいたよー。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年12月01日

■真っ赤な欅朱溜盛椀です。

本日、ショップ和×和に毎月1日に更新の「店長特選品」をアップしています。
すでに売切れのものもありますが、ごらんいただけますと嬉しいです。ハートたち(複数ハート)
そして、横浜での作品展会場では、この土日もご来場ありがとうございました。
あさって火曜日までの開催となっております。最後までよろしくお願い申し上げます。


さて、今日は新作のお椀を一つご紹介いたしますね〜。


バッド(下向き矢印)欅朱溜盛椀です。
欅朱溜盛椀 国産漆100%3
松本が木地挽きから塗りまで、一貫制作したお椀です。
かなり薄挽きのお椀で大きめです。径が13.5cmありますから、かなり大きいですね。
朱溜ということで、うっすら挽き目を残した肌や、ケヤキの堂々とした木目がよく生かされた塗りとなっています。ムード

欅朱溜盛椀 国産漆100%1
欅朱溜盛椀 国産漆100%2
内側は、まるで釉薬のように漆がたまっているのがきれいです。
質のよい、国産漆ならではの表情ですね…。

欅朱溜盛椀 国産漆100%4

ハッと目を引くような赤と濡れたようなツヤですので、会場でも目立っているかもしれません。
来週水曜日から開催の、伊勢丹新宿店さんでの作品展会場に登場します。
ぜひ手に取ってごらんくださいね。わーい(嬉しい顔)


はやにえさて、今日のおまけ写真は…

今年もさっそく見つけてしまいました。ウルシの枝の先っぽに作られたモズのはやにえです。
今回の生けにえは、ショウリョウバッタさんでした…。たらーっ(汗)
いつも思うのですが、そんなに堅いとも思えないウルシの先に無理矢理刺してしまう、モズさんの力任せの仕事には、いつもビックリしてしまいます。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年11月30日

■新作の銀彩の小皿です。

毎日がヒュンヒュンと過ぎていき、明日からもう師走ですね。あせあせ(飛び散る汗)
年賀状…大掃除…イヤイヤまだまだ仕事があるからムリ… 子供はもうダダーッと数歩駆け出すようになりつつあるし、アッ猫トイレに突入しているよーーーーがく〜(落胆した顔)exclamation×2

そのかたわら、三匹の猫たちがそれぞれのタイミングでゴハンくれと交互に大騒ぎして、あれよあれよと一日過ぎて行きます。本どころか新聞も読めず、もちろんシェイクスピアどころではありません。
こんなふうにあっという間に新年を迎えそうで怖いものがあります…。

さて、横浜での会場では毎日いろんなお客様がいらして、おかげさまで松本は退屈せず楽しくお話をさせていただいているようです。ありがとうございます。ムード
今回は、横浜・新宿の会場とも銀彩のフリーカップや小皿を持って行っています。
その銀彩のうつわたちがなかなか可愛いのでちょっとお見せしようと思います。

バッド(下向き矢印)銀彩の小皿ちゃんたち。
銀彩 小皿
どれも松本の絵付けでございます〜〜。
銀彩 小皿2
一枚一枚ちがうので、並べるととっても楽しいです。ぴかぴか(新しい)
梱包する前に、いろいろ新作の写真を撮りためていましたので、これからアップしていこうと思います。



カマキリさて、今日のおまけ写真は…

工房の玄関の猫地蔵に乗っかっている、生き残りのカマキリちゃんです。
いつも『死んでいるんじゃ…?』と思うほど、グッタリした姿で毎日玄関でいたんですが、日が昇って暖まると、往来の風格がよみがえってこんな威嚇のポーズをとります。
でももう12月…一匹だけ生き残っているってせつないよ…と思っていたところ、宅急便のお兄さんが帰ったあとぺったんこになっている姿を見つけてしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)
これでよかったのかな…ちょっと心残りな一日でした。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年11月18日

■朱溜の南天のめんぱ三段重箱ができました。

最近、私がパソコンに向かっていると1才の娘が『☆“@▽*※♫¥%〜〜ちっ(怒った顔)』と激しく抗議するようになって、なかなかデスクワークがはかどりません。
これはお仕事だから、しかたないんだよ〜〜 と言ってもわかるはずもなく…。
しかも、キーボードをワッシワッシと叩きまくるので、パソコンが壊れたらどうしよう??
そういえば、以前、資格取得の勉強をしていた友人が『勉強し始めるとテキストを子供がグシャグシャにしにくるんよお〜』と言っていたんですが、こういうことでしたか…。あせあせ(飛び散る汗)
もうそろそろ作品展の出品リストを仕上げないといけないんですが、今日は早く寝てくれるんだろうか…とほほ。


さて、かなり強い風が吹き荒れて?なんだか冬の形相を呈してきた香川県です。
そんな今日は、これをご紹介したいなと思います。


バッド(下向き矢印)朱溜の南天のめんぱ三段重箱です。
朱溜の南天のめんぱ三段重箱1
「難を転ず」に通じるとされ、縁起の良い南天。
そんな南天をモチーフに、朱溜の可愛らしい三段重箱を仕上げました。ムード
めんぱの木地なので、ほわっとしたやさしい雰囲気の三段重箱です。

南天のめんぱ三段重箱3
以前、制作の様子を少しお見せしていましたが、やっとご紹介できる状態になりました。


バッド(下向き矢印)天板と側面に、南天の葉と実をあらわした紋様を配しました。
朱溜の南天のめんぱ三段重箱2
朱溜の南天のめんぱ三段重箱3
このふっくらした加飾は、厚手の和紙を紋様に切り糊漆で貼り付けた「しかけ」をしてあらわしています。中塗りに黒漆を塗り、朱漆を2回塗り重ねて厚みをつけたあと、研ぎ出しました。
その研ぎ出し加減がけっこう難しかったです。たらーっ(汗)
朱溜の南天のめんぱ三段重箱4
←内側にも、南天の丸紋を配しています。
(これは銀彩です)

内黒なので、蓋を開けるとキリッとしまった感じがします。
漆の朱と黒って、やっぱりきれいですね。ぴかぴか(新しい)







来月の伊勢丹新宿店さんの作品展に出品する予定です。わーい(嬉しい顔)




ウルシさて、今日のおまけ写真は…
残り少なくなってきたウルシの葉っぱちゃんです。
落葉がかなり進んできました… 
今日の風で、またかなり散ってしまうと思います。一気に秋が過ぎ去っていくようで、ちょっと寂しいですね。

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posted by 宮崎佐和子 at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年09月26日

■メキシコあわびの酒杯です。

大阪の作品展会場、さっそくご来場下さいましてありがとうございます。
この週末も楽しみにしてお待ちしております。ムード

さて、今日はキレイなものをお見せしたいなと思います。
それは…。
メキシコあわびの盃です。ぴかぴか(新しい)

今年5月に、原貝から成形した貝をご紹介していました。
それに旋盤で挽いて作った足をつけまして、最近やっと完成いたしました。



バッド(下向き矢印)メキシコあわびの酒杯です。
メキシコあわびの酒杯1
卵形の優雅な酒杯です。手前の部分が飲み口になります。
メキシコあわびの酒杯2
足はケヤキ材です。


メキシコあわび原貝←メキシコあわびの原貝はこちら。

はるかメキシコ湾〜カリフォルニア南部の青い海が、メキシコあわびちゃんの故郷です。
別名クジャクアワビといわれます。(貝柱の付いていた部分が、写真のとおりクジャク羽模様になっています)
この美しい暖かい海で、海藻を食べて貝たちは育ちます。
このゴツゴツした大きな貝の表面を覆ったフジツボやらを掻き落とし、きれいに成形し、そして中の美しい真珠層まで削り出しました。
貝殻の中に、どんな色の真珠層が眠っているかは削り出すまで分かりません。


どの貝も美しい遊色を持っています。
が、貝の個体によって、ブルーがつよいもの、ピンクがよく出るもの、グリーンが濃いもの、などなど違いがあるようです。
成形作業は、手間がかかって大変ですが、宝探しのようなワクワク感があります。


個体が大きなものは、大きなパーツが取れますが、それだけ貝自身が年数を重ねていることもあり、虫食いなども多いです。
しかし、虫食いが刺激になるからかどうか分かりませんが…
虫食いが多い貝ほど色味がより美しいものが多い気がします。
この貝もその一つでした。


メキシコあわびの酒杯3
虫食い部分には、金を埋めて景色のひとつにしています。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)もっとアップで…。
メキシコあわびの酒杯4

まるで青い海の浅瀬のようですね。ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
冷たいお酒をそっとそそぐと、さざなみのように見えます。
ぜいたくで静かなひとときを楽しめる、雅やかな酒杯です。ムード
酒の器Toyodaさんの「漆のうつわ 鍛金のうつわ」に出品する予定です。

オモダカさて、こちらは工房の庭で育てているオモダカちゃんです。
今年もよく茂ってくれました…! たくさんクワイが育っていると思います。
収穫する時が楽しみですね。


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posted by 宮崎佐和子 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年04月30日

■漆のブローチができました。

はやいもので、もう4月も終わりですね。
お天気に恵まれたゴールデンウィークでしたが、皆さん楽しく過ごされたでしょうか?
私たちはどこにも行かずに、ずっと仕事をしていましたが… 地元の善通寺市内でも5月はいろいろイベントがありますので、仕事が一段落ついたら、どこかに行ってみたいなと思いました。ムード

さてさて、先日ブローチの制作の様子を少しお見せいたしましたが…。
やっとできあがっていますので、ちょっとお見せいたしますね。^^


バッド(下向き矢印)こんな感じになりましたよ。
2013_0179.jpg


桜のブローチ2←以前、銀彩をしていたブローチです。
ふたつ作ったので、ちょっと違う仕上がりにしてみましたよ〜。
かなり雰囲気が異なるので、面白かったです。ハートたち(複数ハート)











そして…。

メキシコあわび←こちらは、松本が原貝から加工していた貝。
(写真はメキシコあわびです)
切り出して研磨して仕上げた貝の一部を木枠を作ってはめて、こちらもブローチにしました。
(宝石のルースを枠に留めるかんじですね)







夜光貝とメキシコあわびのシンプルなブローチ、1点ずつです。
漆のブローチ 夜光貝 国産漆(貝の輝きを撮るのが難しいです〜〜もうやだ〜(悲しい顔)

これらのブローチは、ショップ和×和に、店長の特選品として明日アップする予定ですよ。
カリスマ店長猫の要請により制作していたんですが、なんとか予定に間に合いそうで、良かったです。あせあせ(飛び散る汗)
また、詳細はごゆっくり見ていただけますとうれしいです。



菖蒲さて、今日のおまけ写真はショウブです。産直でつぼみを買ってきていたのですが、大きなお花が咲いて一気に華やかな雰囲気になりました。
このお花を見ると、初夏もだんだん近付いてくるんだなあ〜と感慨深く思います。



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posted by 宮崎佐和子 at 18:20| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年04月18日

■贅沢な、ケヤキのお椀です。

夜になると、虫が窓から入ってくるようになりました。
明日は冷え込むところが多いとか…。
工房のある香川県も、気温が10度近く下がるそう。一応病み上がり?なので、厚手の服をあわてて出しています。あせあせ(飛び散る汗)
皆さんも、急な冷えに注意して下さいね。


さてさて、今日は一つのお椀をご紹介したいと思います。
ショップ和×和に追加しようかなと思って、出してきたお椀の一つなんですが、ちょっと設定が難しいので出すのを躊躇しているお椀です。このままお蔵入りになるのでしょうか。


バッド(下向き矢印)こちらのお椀です。ムード
欅のお椀 国産漆
ケヤキ材の高台が少し高めのお椀。工房初期のころによく作っていた形です。

ケヤキは導管が大きい材で、堂々とした木目には多くの愛好家の方々がいらっしゃいます。ただ、この派手な導管が漆の作業上はくせもので、導管を一個ずつたんねんに下地で埋めていく必要があるのです。
そうして導管をつぶしていかないと、ストローのようにいくらでも漆を吸ってしまいますから、たいへんなコスト高になりますし、また深部に吸い込まれた漆が乾くのにとても時間がかかっちゃうのですね…。


さて、ここで松本の性格から「もしや…」と思われた方。
おそらくそれは「ピンポーン」です。たらーっ(汗)


そう、導管を埋めていないケヤキのお椀なんですね。
松本が趣味が作りました…。
一見、アッサリした塗りに見えますが、無意味に?むちゃくちゃ漆を吸い込んでいます。がく〜(落胆した顔)


バッド(下向き矢印)アップでごらん下さい… ほら、導管がポツポツ。
欅のお椀 国産漆2

欅のお椀 国産漆3

このお椀、艶消しの塗り肌なんですが…。
それも、霞がかかったようにぽわ〜〜〜っとした塗り肌をしています。
岩手県の盛漆を生のまま、しかも指で塗ったものらしいです。(当時は、指塗りがちょっとマイブームだったのです)
この時の漆は、ものすごくコンディションが良かったです。

工房初期には、いろんなことをして遊びつつ模索していたなあ。
(そうして、こんな行き場の無いお椀もたくさん誕生しちゃったんですが…)
当時をちょっと思い出して、懐かしかったです。ぴかぴか(新しい)



うり坊さて、今日のおまけ写真はうり坊です。ノッシノッシと近付いてきています。ほこりだらけの外猫たち、お風呂に入れて思いっきり櫛といてやらねば!と思いました。



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posted by 宮崎佐和子 at 20:37| Comment(9) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2013年02月17日

■桜の三段重の写真を撮りました。

バッド(下向き矢印)お客様からお問合せをいただいて、桜模様の銀彩をほどこしたお重箱の写真を撮りました。
桜の三段重箱 国産漆
六寸の三段重箱です。
この写真では分かりにくいのですが… 華やかな銀彩にまず目がいくと思いますが、下地にも凝っていまして、独特の和紙肌を持っているお重箱なんですよ。^^

下地から絵付けまで、私が長〜い時間をかけて作ったものの一つです。お重箱はたいへん工程が多く手間がかかりますので、残念ながらほんの少ししか作れません。あせあせ(飛び散る汗)
もっといろいろあればお客様に楽しんでいただけるんだろうなあといつも思うのですが… 夫婦二人の小さな工房なので、しかたないですね。


バッド(下向き矢印)内側には、大きめの桜の花をあしらっています。
桜の三段重箱 国産漆

現在、漆の仕事はお休みしている私ですが、いつになったらまたこんな絵付けの仕事ができるかなあ…。
こうして見ているともう懐かしくなってしまいました。あせあせ(飛び散る汗)
このお重箱はとても気に入っているものの一つなので、またきちんと撮り直してご紹介したいなと思います。ムード



うり坊さて、今日のおまけ写真はうり坊です。玄関でたたずむうり坊…。ここ最近ずっとむぎ君に牽制されて、パッとしない日々を送っています。



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posted by 宮崎佐和子 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品
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