
先日11月2日〜3日に茨城県の奥久慈で開かれた「壱木呂の会」の行事に、勉強のために参加してきました。※レポ1はこちら ※レポ2はこちら
今回は、3日に行われた植栽会の様子をご報告したいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします

◆11月3日(火曜日)
壱木呂の会の植栽会の日。


道ばたなので、漆を掻く時にも良さそうです。





元々大きな葉がつく苗ではなかったのですが、地元の神長さんが分根法によって優良品種を作り上げ出来た特別な苗です。
様々な方によって、支えられているんだなあと思いました。



植える目印は細い竹が刺さっています。
先に男性の皆様が荒堀をしていき、そこを掘って植えたので、とても植えやすくどんどん植えることが出来ました。
土質はさらさらとしており、農作業ど素人の私にも良い作物が育ちそうな予感のする土でした。
協力して植えたので、あっという間に終わりました。



元気にすくすく育ちますように



この畑の土は更にすごく、ふっかふかです。


神長さんは本当に苗作りを熱心にされており、勉強になる事ばかりでした。
色々と詳しくお話しくださいまして、ありがとうございます。
私も元気な苗木が育てられるよう頑張らねば

今回は壱木呂の会の皆様、荻房の皆様、茨城の地元の皆様、、はじめ、たくさんの方々にお世話になり、深く深く感謝申し上げます。
緊張してガチガチ、フラフラとしていましたが、皆様の情熱にふれ、色々と吸収することがあり、私に出来る事から少しづづでも努力していこうと思いました。
本当にありがとうございました。
おまけ

漆苗だけでなく食用ホウズキも育ててらっしゃいます。
お土産に頂きました。他に食べた事のないトロピカルな味がして美味しい


3回にわたり、ありがとうございました。
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宮崎です。やっと茨城レポを完了することができました。読んでくださいまして、本当にありがとうございます。(_ _)
壱木呂の会さんは、プロの漆作家さんが国産漆の将来を真剣に考えて活動されている会です。
理想論や絵空事ではなく、10数年以上も前から実際にウルシの木を植え、そして漆を掻き、そして国産漆を使われてらっしゃいます。
会の名前でもあらわれている「一キログラム」の国産漆を、「実際に買い」「そして使う」ということが、現実にはハードルがどんなに高いことか…。
そして、こうした活動を地道に続けていくのに、陰ではどんなに辛いご苦労があることかと思ってしまいます。
地に足のついた先駆者の方々の活動をよいお手本として、未熟ながら私たちも漆のためにがんばっていきますね。

今回の植栽会の苗を準備された、奥久慈漆生産組合の事務局の小野瀬さんから、おみやげに真っ赤なリンゴもいただきましたよ。

…と小野瀬さんへお伝えしたら、工房に新鮮なリンゴをたくさん送ってくださいました。

今回の植栽の畑も土がフカフカで、弟子も土地の豊かさを感じたそうです。
皆さまには本当にお世話になりました…。そして、これからもよろしくお願いいたします。