あっ というまに11月です。1年でいちばん忙しい月…試練の月です。
今月は作品展がなんと3つもあります

あわわわ〜〜〜
体力との勝負ですね。(特に松本、今週から出張) しかし、勝負するほどのパワーがあるのかどうか…。
先月は私もひとつ年をとりましたので、体力を温存しながらもがんばります。この日記の更新も以前ほどのスピード感がなく申し訳ありませんが

見守ってくださるとうれしいです。

さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。
国産漆のうつわ専門店 和×和 に店長の特選品をアップしました。
↓第一弾はこちらです。

12.5cm 木地溜小皿 五枚セットちゃんです。
シンプルな木地溜… さりげないので、陶器など他の器と取り合わせしやすいと思います。
小皿ですが径が12cm以上あって木地にほどよく厚みがあり、深さもあるので、つゆを含むお料理も気にせず乗せられます。
アツアツのお料理もOK!軽く、そして熱さでお皿が持てなくなることがないのが嬉しいですね。

手に取ると分かるのですが、漆器とは思えないサラッとした質感です。
この上塗り漆は、今年に初めて蔵出しした、2004年岩手県の大森俊三の盛辺生うるし。大森俊三さんらしい品のある風合いの漆です。どなたにも好まれるナチュラルな雰囲気です。
↓そしてこちら!!
迫力!!14.5cmの大椀です。
容量720ccもあり、安定の包容力ですね。安心のケヤキ材で、流水の銀彩が躍動感を感じます。
↓こちらも注目。

杢あり木地溜の椀です。トチ材なんですが、タイガーアイ(虎目石)のような杢がみられます。

じつは、工房初期に制作していた阿波うるしのお椀の再現なんです。
2001年に、松本が徳島県三好市山城町へ通って漆掻きをして得た阿波漆。マニアックな漆掻きをしたので、それはそれは変わった漆でした。
その当時に制作した、阿波うるしの木地溜のお椀を、浄法寺漆だけで再現しようと苦心して作ったものです。
でも、あの透明感やかがやきの再現って、むつかしいなあ〜 と思って、出来たお椀を置いていたんです。
しかし!!完成から3年ほど経ち、ふと見てみるとそのお椀が阿波うるしのお椀そっくりになっているではありませんか。

経年により、漆の表情がこなれてきて、おどろくほど垢抜けてスッキリ美人になっていたのでした…。
漆ってほんとにおもしろいなあ…
しかも今回は、
どれも木地溜。 なんですが、ぜんぜん雰囲気が違うのも面白いですね。
ぜひページをのぞいてくださると嬉しいです。

いつもありがとう…→ 
